家の庭にある樹木が大きくなりすぎて困っている人は多いでしょう。特に、住宅街にある家庭では、伐採作業をするスペースがなく素人では作業不可能です。また、スペースがあったとしても、高さのある樹木の伐採は誰にでもできるものではありません。そこで活躍するのが「特殊伐採」です。
今回は、特殊伐採の特徴を紹介するとともに、方法や費用などについても解説します。
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特殊伐採とは?
特殊伐採とは、狭い土地での樹木伐採や高木、巨木などを倒すことなく伐採する方法のことを指します。樹木の伐採といえば、根本から倒すイメージがありますが、狭いスペースでは障害物が多くこうした作業ができないため、必要とされている技術です。
日本国内で特殊伐採の需要が伸び始めたのはここ最近ですが、海外では「アーボリスト」といわれ長い歴史のある技術です。
一般的に、特殊伐採を採用する際には、木の高さや重機の使用、作業の難易度が基準となります。例えば、周辺に電柱や電線のある幹線道路沿いの街路樹は、伐採の難易度が非常に高く特殊伐採の出番です。
そのほか、伐採によって近隣に迷惑がかかる可能性があるエリアや公園の巨木のほか、車の往来が多い場所も特殊伐採の対象となります。また、重機の出入りが難しい墓地や神社仏閣なども特殊伐採の対象となるでしょう。
特殊伐採の特徴やメリット10個
・狭いエリアでも作業可能
・重機が入り込めない場所でも作業可能
・高さのある木の伐採も可能
・重要な建造物があるエリアでも作業可能
・人通りが多い場所でも作業可能
・事故リスクが低い
・木を切りたおさずに伐採可能
・風水害や地震などの災害リスクを避けられる
・急斜面でも作業可能
・道路や線路脇でも作業可能
自然災害が多い日本では、立ち枯れた樹木や住宅地にある巨木などが倒れて災害につながる可能性が少なくありません。こうした災害リスクを避けるためにも、特殊伐採は欠かせない作業です。
特殊伐採を活用すると、一般的な伐採では作業できないスペースでも伐採ができます。例えば、急斜面ではいくらスペースがあっても、倒した後の木が滑り落ちる危険性が高いため、一般的な伐採はできません。
しかし、特殊伐採であれば、ワイヤーやロープで吊るしながら小分けに伐採し降ろしていくため安全に作業ができます。
このように、特殊伐採は木を切り倒さずに伐採するため、重要文化財があるエリアや人通りが多い場所でも伐採可能な点もメリットです。また、重機が入れない場所でも、人力で作業が可能といった特徴もあります。
特殊伐採に必要な道具
特殊伐採は、狭い場所や斜面など、通常の伐採では困難なエリアでの作業になります。とはいえ、木を切るための道具は、通常の伐採とほとんど同じです。
ただし、高い場所での作業が多いことに加えて、足場も悪いため、出来るだけ力を使わずに伐採できるチェーンソーが欠かせません。場所によっては、のこぎりや斧も活用します。
また、安全服や手袋、ヘルメット、防塵メガネといった防護するアイテムも、通常の伐採に使用するアイテムと同じです。
一方、通常の伐採では使わない道具もあります。例えば、高い木の上で作業をするにあたって、落下しないように着用するのが安全帯です。
さらに、全身をサポートするフルハーネスを使うケースも多いでしょう。木を登る際には、ロープが必須です。木から降りる際に速度を調整するディセンダーを着用して、身を守ることもあります。
このように、安全第一で作業するためのアイテムは、通常の伐採と比べて特殊なものが多く用意されるのが一般的です。
特殊伐採の方法
特殊伐採では、倒さずに伐採するため、木の上から枝や幹を徐々に切り落としていきます。
重機が入れる場所の作業では、クレーン車もしくは高所作業車を導入しますが、狭いスペースでは重機が活用できません。その場合、クライミングロープを使って人力で高所に登り作業を行います。
また、地面に伐採した幹や枝を降ろしていく作業も欠かせません。特殊伐採では、住宅地や重要文化財があるようなエリア、交通量が多い場所で行うため、伐採した枝や幹を少しずつ地面に降ろします。
重機が入れる場所であれば、クレーンで吊り下げて降ろすのが一般的です。狭いエリアでは、ロープで枝や幹を慎重に吊り降ろしていきます。
このように、特殊伐採ではロープを操る技術が重要です。樹木に登るだけではなく、伐採した枝や幹を降ろし、さらに作業員が地面に降りるまで、ロープを巧みに利用します。
特殊伐採は、一般的な伐採よりも危険が多い作業です。そのため、道具だけではなく技術も重要であり、誰でも取り組める作業ではありません。
特殊伐採の費用目安
特殊伐採にかかる費用は、作業の難易度や木の高さ、重機の使用・不使用によって様々です。
まず、ポイントとなるのが作業の難易度で、作業スペースが狭い現場や周囲に電線がある場所などは、費用も上がります。こうした場所では、作業工程が増え、作業スピードにも影響するためです。
また、木の高さが高く巨木になればなるほど、危険度も上がるため費用が増えます。一般的には、3m以下の木であれば5,000円前後ですが、5m以上になると2万5,000円前後です。
ただし、1日で作業が終わらない場合は、さらに日当が増えるため、全体の費用も上がります。加えて、重機を使用する場合は、1日5万円程度の加算される上に、交通量の多い場所で作業をすれば、交通誘導員も必要となり、人件費が必要です。
これらの費用を踏まえると、特殊伐採では1本の樹木につき10万円の費用がかかります。もちろん、本数が増えれば費用も増えるため、それなりの予算を見積もっておいたほうが無難です。
特殊伐採を依頼する際には、必ず現地調査をして見積もりを出してもらうようにしましょう。不安があれば、数社に相見積もりをとることをおすすめします。
特殊伐採の資格
特殊伐採に限らず、木を伐採するためには、チェーンソーの使い方や伐採に関連する法律について学ぶ必要があります。実技で学ぶ内容は、伐木のやり方やチェーンソーの使い方、点検・整備についてです。
また、高所で行う伐採は「ロープ高所作業の業務」に該当するため、高所ロープワーク特別教育を受けなければなりません。
これは、平成28年1月に施行された労働安全衛生規則によって定められています。この講習で習う内容は、高所においてロープを正しく使用するための知識です。
実技も行われ、ロープ高所作業のやり方や点検方法作業などを行います。そのほか、特殊伐採を行う現場を取り仕切る人は、林業架線作業主任者の資格も必要です。
林業架線作業主任者は、伐採した木を運ぶために使う機械の組み立てや修理に関しても学びます。また、林業架線作業主任者は、機械や作業者の配置を決める役割です。そのため、安全に作業をするために欠かせない知識も習得します。
まとめ
特殊伐採は、一般的な伐採と比べてかなり技術や知識が必要となる作業です。近年、住宅地に限らず過疎化が進んだエリアなども、成長した樹木の管理に悩まされているケースが少なくありません。
今後も、特殊伐採の需要は高まる可能性が高いでしょう。とはいえ、安全に伐採をするためには、素人が手を出すことができません。樹木を伐採する際には、専門的なスキルに長けたプロに頼むことが大切です。
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