庭の木が高くなりすぎると、近所に迷惑をかけるだけでなく枝葉が落下して怪我につながる恐れもあります。想定以上に伸びた木は、トラブルを防ぎ安全を確保するためにも、適切な高さで剪定することが大切です。
そこで今回は、高くなりすぎた木の剪定料金や剪定方法、剪定業者の選び方などを解説します。
目次
TRUSTCORPの樹木伐採サービス
当社TRUSTCORP(トラストコープ)では、樹木伐採サービスを行っています。大木や高木、大量の樹木でも対応可能。クレーン車などの重機も使用できます。
・電話やLINEですぐに無料見積もり
・最短即日対応
・最安値水準(他社より高い場合はお値引き可能)
こちらのページからお気軽にご相談ください。
高くなりすぎた木の剪定料金・費用相場
木の高さ | 剪定料金の相場 |
3m未満 | 3,000円 |
3m〜5m | 10,000円 |
5m〜7m | 20,000円 |
7m〜10m | 50,000円 |
10m以上 | 80,000円〜 |
一般的に、木の剪定料金は高さに比例して高額になります。
高さが3m未満の低木であれば、比較的作業が簡単なので数千円で済むケースもあるでしょう。一方で、10mを超える大木になると、高い剪定技術が必要となるほか、高所作業車やクレーン車などを用意する必要があり、10万円以上かかることもあります。
また、松の木は枝が多いため剪定しにくいうえに、木の形が崩れやすいため、ほかの木よりも高額になりやすい点が特徴です。
具体的には、1mの低木でも5,000円前後かかることがあります。松を切る場合は、見積もりを取る際に、対応可能か確認することも大切です。
高くなりすぎた木の伐採料金・費用相場
木の高さ | 伐採料金相場 |
3m未満 | 5,000円 |
3m〜5m | 15,000円 |
5m〜7m | 30,000円 |
7m〜10m | 60,000円 |
10m以上 | 100,000円〜 |
木の伐採は、高さを調整したり枝を整えたりする剪定とは異なり、根元から倒す作業です。庭木が不要になった場合や木があった場所に建物を建てる場合などは、剪定よりも伐採をする必要があるでしょう。
特に周囲の建物などと距離が近い大木の伐採は、技術や重機などが必要になり、剪定費用よりも高くなります。
なお、上記の表はあくまでも目安であり、伐採する木の種類や生えている場所などによって費用は変わります。
追加費用がかかる場合
重機が増える
剪定や伐採をする場合、木の高さが高くなるほど必要な道具や重機が増えるため、費用が嵩みます。
枝や幹が太い
枝や幹が太い木や枝ぶりが大きく広がっている木も、剪定作業に手間がかかり、追加費用が必要となるケースが一般的です。
周囲に障害物がある
周囲に電線や建物などの障害物があると、特殊伐採などのスキルが必要なほか、交通整理に携わるスタッフの人件費が追加されます。
抜根まで行う
伐採をする際に抜根までする場合も、追加費用がかかるため事前の見積もりが不可欠です。木の種類によっては、地中深くまで根が張っていることもあり、さらに費用がかかるでしょう。
高くなりすぎた木の剪定時期
高くなりすぎた木を剪定する際は、時期に留意することが大切です。不適切な時期に剪定すると、木が弱る原因になるため注意しましょう。
一般的に、剪定に適した時期は、夏季と冬季の年に2回です。
夏の剪定は、台風が近づく前の6月ごろが適しています。真夏になると、日差しが強くなって作業しづらくなるため、初夏を狙って剪定するとよいでしょう。
一方で、冬に剪定をする際は、木の種類によって適した時期が異なります。例えば、アカマツは11〜12月ごろ、シラカバは12〜2月ごろがおすすめです。
多くの樹木は、寒い季節に休眠状態になります。そのため、春の目覚めに向けて休眠中に剪定をしておくと、春になってから養分や水分をしっかり吸って、より生長しやすくなります。
高くなりすぎた木の剪定方法2つ
木が高くなりすぎた場合の剪定方法は、「切り戻し」と「芯止め」の2つが一般的です。それぞれの剪定方法について解説します。
切り戻し
切り戻しとは、大きくなりすぎた木の形はそのまま保ちながら、全体的にコンパクトなサイズにする剪定方法です。
切り戻しには、「枝の根元で剪定」する方法と「木の途中から剪定」する方法があります。
枝の根元で剪定する場合は、切り落としたい枝を定め、その枝が分かれている箇所を切り落とします。
大きくなりすぎた木のアウトラインが気になるときは、枝の途中で剪定する方法がおすすめです。この方法は、切りたい枝の先から幹に戻ったラインの芽が出ている箇所の手前で切ります。芽を残しておくため、枝を枯らすことなくコンパクトに剪定できます。
芯止め
木が高くなりすぎて、これ以上高さを出したくないときは、芯止めが適しています。芯止めとは、もっとも伸びている主幹を切り落とす方法です。
枝の太さによっては、剪定ばさみで切れないケースも多いため、のこぎりを使う必要があります。
また、芯止めはあくまでも高さを抑えるための手段です。見栄えが木になる場合は、切り戻しも同時に行って枝ぶりを整えるとよいでしょう。
高くなりすぎた木の剪定は自分でできる?
前章で紹介した、切り戻しや芯止めをすれば自分でも高くなりすぎた木の剪定は可能です。ただし、高所作業になるため、高い脚立に登らなければなりません。
また、のこぎりや剪定ばさみなどの刃物を使いながらの作業であり、慣れていないと大変危険です。
併せて、見栄え良く仕上げるには、それなりのスキルが求められます。大怪我につながる可能性があるため、自分で剪定することが困難だと判断した場合は、無理をせず専門業者に依頼したほうが賢明です。
高くなりすぎた木の剪定に必要な道具
<道具例>
・剪定ばさみ
・高枝切りばさみ
・のこぎり
・シャベル
・三脚脚立
・軍手
・ヘルメット
・癒合剤
高くなりすぎた木の剪定をする際は、剪定ばさみや高枝切りばさみ、ノコギリ、バリカンなどの剪定道具が必要です。
また、地面から手が届かない場合は、三脚脚立も用意しましょう。凸凹している地面では、三脚脚立のほうが四脚脚立よりも安定しやすく、高所作業に適しています。
芯止めをする際は、切り口に塗る癒合剤も不可欠です。剪定後の木は、切り口から雑菌や雨が入り込んで枯れてしまう恐れがあります。癒合剤は、切り口を保護するアイテムであり、大切な木を守るためにも忘れずにケアしましょう。
高くなりすぎた木を放置するリスク3つ
高くなりすぎた木を放置すると、さまざまな危険性があります。ここでは、具体的なリスクについて解説します。
①倒木の可能性がある
木が高くなりすぎると、突風や台風、積雪などで倒れる恐れがあります。また、木の内部が腐っている場合は、思わぬタイミングで倒れることもあるでしょう。
周囲に何もなく、木が倒れるだけであれば被害は少なくて済みますが、建物があれば損壊する危険性もあります。
さらに、近くに人がいた場合は、大きな怪我につながることも考えられるでしょう。状況によっては損害賠償を求められるケースもあるので、十分に注意しなければなりません。
②近隣に迷惑がかかる
木が伸びれば、それだけ枝葉も広がっていきます。近隣に家がある場合、枝葉の影になってしまう点も大きなリスクのひとつです。
また、天候や季節によっては他人の家に枯れた枝や葉が落ちることも少なくありません。
木が高くなりすぎたことで発生したリスクにより、近隣トラブルに発展する可能性もあるため、隣家の邪魔にならないように適切な高さに剪定することが大切です。
③害虫が発生する
高くなりすぎた木は、枝葉が茂って害虫が発生しやすくなります。例えば、蛾の幼虫である毛虫は枝葉を主食としているため、気がつかないうちに大量発生する恐れもあるでしょう。
毛虫が枝葉を食べ尽くしてしまえば、景観が悪くなるだけでなく、木が枯れてしまうこともあります。また、毛虫の中には毒を持っているものも多く、毛に触れると強烈なかゆみを伴います。
害虫のトラブルは低木でも起こりますが、高木の場合は駆除が難しいため、まずは剪定が必要です。
高くなりすぎた木の剪定業者の選び方4つ
高くなりすぎた木を自分で切れない場合は、剪定業者に依頼することが大切です。続いては、剪定業者の選び方を解説します。
①作業に十分に対応できる事業者を選ぶ
剪定以外に伐採や抜根、切ったあとの木々の処分などを依頼することもあります。
そのような場合、幅広く対応できる事業者だと安心です。また、重機を扱っているかも確認しておきましょう。
②実績の多い業者を選ぶ
庭木は、同じ種類でも植わっている環境や樹木の状態によって枝ぶりが大きく変わります。
特に、松の木のように枝葉が多く、作業が困難な樹木は高い技術が必要です。業者によっては実績が乏しく、理想的な形に剪定してもらえない可能性も少なくありません。
そのため、どのような木でも対応できる実績豊富な業者を選ぶことが大切です。さまざまな現場で経験を積んだ業者であれば、状況に合わせて適切な作業を行ってくれます。
実績がわからない場合は、公式サイトや口コミなどをチェックするとよいでしょう。
③近隣への配慮が丁寧な業者を選ぶ
高くなった木の剪定は、自宅の庭だけでなく周囲にも枝葉が落ちる可能性があります。また、道路に面している家では、通行人に迷惑がかかることもあるでしょう。
こうしたケースを踏まえたうえで、近隣に適切な配慮ができる業者を選ぶことが大切です。
例えば、近隣の家に挨拶をしてから作業を始めたり、道路に交通整理の人員を配置したりといった細やかな配慮ができる業者であれば安心して任せられます。
④見積もりを正確に出してくれる業者を選ぶ
木の剪定や伐採は、高さや太さ、作業難易度によって費用が変動します。そのため、複数の業者から相見積もりを取って、適正価格を提示した業者を選ぶことが大切です。
単に、金額が安いからという理由で業者を決めると、作業後に追加請求される可能性があります。
各社の見積もりを比べる際は、作業内容や樹木の本数、作業人員、作業時間などを細かく確認して、満足できる内容かどうかを確認しましょう。
不明点がある場合は、依頼する前に問い合わせることも大切です。
高くなりすぎた木の剪定・伐採料金を安く抑えるコツ3つ
木が高くなりすぎた場合、剪定や伐採の費用も嵩みます。続いては、剪定・伐採料金を安く抑えるコツを紹介します。
①可能な範囲は自分で作業する
自分で剪定・伐採ができる場合は、業者に依頼するよりもコストを抑えられます。しかし、高木の剪定や抜根を含めた伐採は非常に危険な作業です。
スキルや知識がないという人は、無理をせず可能な範囲に限定して自分で作業するとよいでしょう。
例えば、木の高さが3m未満であれば自分で作業できる可能性があります。3mを超える木を剪定する場合は、業者に依頼したほうが無難です。
②冬季に剪定を依頼する
樹木は、冬季になると乾燥して切りやすくなります。また、冬季は葉を落とす樹木も多いため、処分する枝葉の量も少なめです。
これらの理由から、夏季よりも冬季の剪定料金のほうがリーズナブルであり、コストを抑えたい人に向いています。
③相見積もりをとる
剪定や伐採にかかる費用は、業者によって異なります。そのため、複数の業者から相見積もりを取って比較することが大切です。
比較する際は、料金だけでなく作業内容にも注目しましょう。また、口コミや評価も併せてチェックすると、良質な業者を見つけやすくなります。
まとめ
庭木が高くなりすぎると、最悪の場合、倒木の恐れがあります。また、枝葉が近隣の家に侵入すれば、影になったり枯葉が落ちたりしてトラブルになる可能性もあるでしょう。
こうしたリスクを避けるには、速やかに剪定もしくは伐採することが大切です。自分で剪定するのもひとつの方法ですが、高所作業は大変危険であり、十分に注意しなければなりません。
難しい場合は、信頼できる業者に依頼して剪定をしてもらったほうが賢明です。業者を選ぶ際は、料金だけでなく作業内容も踏まえたうえで検討しましょう。