家族が亡くなった場合、遺品整理をする必要があります。遺品整理業者は多数ありますが、中には高額請求をしたり、不用品の処分方法が不適切だったりといったトラブルも少なくありません。
事前にこうした「やばい業者」を見抜くために役立つ見分け方や予防対策を紹介します。
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目次
遺品整理のやばい業者の特徴10個
1. 見積書や領収書を発行しない
やばい遺品整理業者は、後からクレームを言われたり、行政指導が入ったりすることを避けようとします。
そのため、悪行の証拠となる見積書や領収書を発行しないケースが多いでしょう。書面の発行を依頼した際に断られたら、やばい業者の可能性があります。
2. 価値あるものを盗む
遺品整理自体は丁寧にしてくれるけれど、業者が帰った後に大切なものが盗まれていたというケースも少なくありません。
骨董品や貴金属、家電など、価値の高いものはターゲットになる可能性があります。むやみに処分を進めるような業者は、実は持ち去ることを前提としていることがあるので注意しましょう。
3. 法外な料金を請求する
事前に見積もりを提示したにも関わらず、不当な料金を追加される場合はやばい業者といえます。納得のいく作業内容であれば問題ありませんが、料金の内訳が曖昧な場合は注意しましょう。
特に、高齢者を相手取り、言葉たくみに騙すケースが後を絶ちません。騙されないためにも、相場を確認しておく必要があります。
4. 見積もり価格が安すぎる
見積もり価格やホームページに記載された価格があまりにも安い場合も注意が必要です。相場と比較して違和感を感じた場合、後から高額請求をされる場合があります。
また、必要のない手数料が含まれているケースもあるため留意しておきましょう。遺品整理にかかる処分費用や作業代は、地域によって相場があるため、事前に確認しておくことが大切です。
5. 見積もり作業だけで請求する
一般的に、遺品整理業者に見積もりを依頼しただけでは料金が発生することはありません。しかし、やばい業者は見積もりに対する費用を請求するケースがあるため要注意です。
これは、強制的に契約をさせようとする行為であり、大変悪質な業者といえます。勢いに押されて費用を払うと、高額請求される可能性もあるので、不安になった場合は周囲の人や消費者生活センターなどに相談しましょう。
6. ホームページの内容が薄い
ホームページの内容があまりにも薄く、詳しいことが記載されていない業者にも注意が必要です。優良な遺品整理業者であれば、分かりやすい内容にまとまっており、安心して依頼できます。
また、ホームページに記載されている実績もチェックするべきポイントです。実績が少ない業者もやばい可能性があるので注意しましょう。
7. 事業所の住所がはっきりしない
業者によっては事業所の住所がはっきりしないケースがあります。例えば、ホームページの運営元が書かれていなかったり、名刺に携帯電話番号しか書かれていなかったりする場合はやばい業者の可能性があるでしょう。
また、住所が記載されていたとしても、実在しないこともあるので、しっかりと確認する必要があります。
8. 許可なく不用品処理を行なっている
遺品整理に限らず、不用品回収をするためには行政の免許や許可が必要です。例えば、買取をするためには「古物商許可」が必要です。
なかには、回収した不用品を不法投棄している事業者もいるため、注意しましょう。依頼する際は、どのように処理するのか聞いてみてもいいでしょう。
9. 問い合わせ時の対応が悪い
依頼前の問い合わせや不明点があった際の対応が悪い業者も要注意です。丁寧な対応ができない業者は、作業も雑になる可能性があります。
また、担当者によって答えが一致しない業者にも注意しましょう。マニュアルが整備されておらず、後になって不当な請求をされることも考えられます。
10. 行政指導を受けたことがある
近年、遺品整理業者の不正が横行しており、自治体も不正防止の処置を行っています。過去に行政指導や処分を受けたことがある業者には十分に注意しましょう。
口では改善したと言っていても、サービス内容が変わっていないケースは多々あります。過去の状況がわからない場合は、口コミサイトを確認するとよいでしょう。
遺品整理のトラブル事例5個
1. 強引に契約させられた
遺品整理の見積もりは、現場まで来て間取りや物量を確認するケースが一般的です。
見積もり後、検討してから正式な依頼となりますが、見積もりの段階で強引に契約させられたという事例があります。
中には怒鳴ったり脅迫めいたことをしたりする業者もあり、精神的にも負荷がかかりかねません。
2. 反社会的勢力が運営していた
表向きは普通の業者に見えていたけれど、徐々に不当な請求をさせられたため、よく調べてみたら反社会勢力が運営していたという事例です。
そのことを知らずに依頼してしまえば、有無を言わさず契約をさせられたり、支払うまで取り立てられたりすることも考えられます。
不安に感じた場合は、全国暴力追放運動推進センターに問い合わせてみるのも一つの手段です。
3. スキルや知識のない担当者が作業をした
遺品整理は大切なものを扱うため、スキルが問われる仕事です。必ずしも資格は必要ありませんが、家族を亡くしたばかりの方をケアしながら作業をするのは簡単なことではありません。
しかし、スキルや知識のない担当者が作業をすると、思わぬトラブルに発展する可能性があります。良質な業者は、遺品整理士の資格を取得しているケースが多いので、事前に確認しておくとよいでしょう。
4. 思い出の品を処分された
遺品整理では、大量に残された物品の要・不要を確認しながら作業をする必要があります。
適当に作業をするような悪質な業者に依頼すると、思い出の品を処分される可能性があるため注意が必要です。
家族との思い出は二度と手に入ることはありません。依頼する際は、丁寧な作業を手がけている業者を選ぶことが大切です。
5. 不用品を不法投棄された
遺品整理で回収した不用品が不法投棄されていたという事例は少なくありません。不法投棄は、近隣の住民に迷惑をかけるだけでなく、依頼者自身も罪に問われる可能性があります。
思わぬトラブルに発展しないためにも、正しい処分方法を実施している業者を選びましょう。
遺品整理トラブルが増える理由
引用元:国民生活センター
今後も高齢化が進み、超高齢化社会が訪れ、毎年多数の方が亡くなります。また、孤独死される方も多くなることが予想されます。
需要が増える中では、トラブルも増える可能性が高くなります。
何年も前の数値ですが、国民生活センターの調べでは遺品整理におけるトラブル件数は微増しています。
信頼できる遺品整理業者の選び方4個
1. 遺品整理士の資格を保有している
遺品整理業者は資格がなくても問題ありません。しかし、良質な業者の多くは遺品整理士の資格を保有しています。
遺品整理に関する知識やスキル、遺族に対する接し方などに長けたプロフェッショナルです。こうしたスタッフが在籍している業者は信頼できるでしょう。
2. 丁寧な見積もりを提示してくれる
見積もりを依頼した段階で、明確な料金や細かな項目まで提示してくれる業者は信頼できるでしょう。明確な料金が示されていれば、あとから追加請求されることもありません。
反対に、不明瞭な見積もりはどの作業にどのくらいの費用がかかっているか把握できません。見積もりを提示された段階で、不明な点がある場合は確認しておくことも大切です。
3. 親切に対応をしてくれる
依頼者に対して親切な対応をするかどうかも重要なポイントです。不明点や悩みがある場合、親身になって応えてくれる業者は信頼できます。
また、どの担当者に当たってもブレのないサポートが受けられれば、従業員教育が行き届いているといえるでしょう。
4. 口コミや評価が高い
すでに利用したことのあるユーザーの声も押さえておきたいポイントです。口コミサイトや知人からの情報など、あらゆる角度から評価を調べておきましょう。
高い評価を得ている業者であれば、安心して依頼できます。反対に、ホームページでは良いことを書いていても、悪い口コミばかりだと信用できません。
やばい業者に依頼してトラブルになったときの対処法
万が一、やばい遺品整理業者に依頼してしまった場合は、すぐに消費者生活センターに相談しましょう。怪しいなと思った段階で早めに相談しておけば、大きなトラブルを回避できます。
また、恫喝されたり、無理やり契約されたりと、恐怖を感じるような出来事があった場合は、警察に連絡することが大切です。
余裕があれば、恫喝されている様子を録音するなどして記録をしておくと証拠になります。
いずれにしても、トラブルを対処する際は早めの行動が一番です。一人で悩まずに、必ず相談するようにしましょう。
やばい業者の被害を防ぐ対策5個
1. 相見積もりをとる
遺品整理業者に依頼する際は、複数の業者に相見積もりをとることをおすすめします。複数社の見積もりを比較すれば、やばい業者に気付きやすくなるでしょう。
見積もりの項目が曖昧な業者や極端に安い業者は選ばないことが大切です。
また、見積もりに関する不明点がある場合、問い合わせをして丁寧な対応をしてくれるかどうかも確認しましょう。
2. 口コミを参考にする
遺品整理業者を選ぶ前に、口コミサイトや利用者の声などを確認することも大切です。すでに利用したことのある人の声は、業者選びの参考になります。
例えば、「対応が悪かった」「不当な請求をされた」などの声がある業者は選ばないようにしましょう。
反対に、「丁寧に作業をしてくれた」「安心して任せられた」などの良い口コミのある業者を選ぶと、トラブルを未然に防げます。
3. メールやLINEで問い合わせる
近年、メールやLINEなど電話以外の問い合わせ方法を用意している業者も多数あります。文字で残るやり取りであれば、後になってトラブルに見舞われた際の証拠となるでしょう。
電話だと言いくるめられそうになることも、メールやLINEであれば冷静に対応しやすくなります。丁寧な対応をしている業者であれば、トラブルに発展する可能性は低いでしょう。
4. 遺品整理士が在籍している業者を選ぶ
遺品整理のプロフェッショナルである遺品整理士が在籍している業者は、親切丁寧な対応をしてくれる可能性が高いです。
作業はもちろん、依頼者に寄り添った対応も期待できるため、家族を亡くして心が弱った状態でも安心して依頼できるでしょう。
5. 貴重品は事前に分けておく
遺品業者による盗難を防ぐためには、依頼する前に貴重品を仕分けておくことが大切です。見積もりの段階であっても盗まれる可能性があるため、整理を決めたらすぐに仕分けをしましょう。
特に、貴金属や骨董品、印鑑、通帳などは信頼できる親族間で保管する必要があります。
まとめ
遺品整理は、故人との思い出を整理する家族にとって大切な時間です。そのような時にトラブルに見舞われてしまえば、心身ともに疲弊してしまうでしょう。
やばい業者に引っかからないように、今回のポイントを押さえて慎重に依頼することが大切です。