冬の間に活躍するアイテムといえば石油ストーブですが、春になると灯油が余ってしまうことがあります。
灯油の余剰分をそのままにしておくと、劣化が進み次のシーズンに使うのはあまり良くありません。そして傷んだ灯油は適切に破棄しなければ火災や事故につながってしまうので要注意です。
今回は、灯油の捨て方について詳しく解説します。
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目次
灯油の捨て方・処分方法5個【大量】
1. ガソリンスタンドに依頼する
灯油は、ガソリンスタンドで取り扱われており、店舗によっては、劣化した灯油の回収を請け負っているケースがあるので、依頼してみると良いでしょう。
ただし、近年増えているセルフスタンドでは回収不可としているパターンがほとんどなので要注意です。依頼するのであれば、スタッフが給油するフルサービスのガソリンスタンドに問い合わせてから廃棄することをおすすめします。
2. ホームセンターで処分する
灯油は、ホームセンターでも取り扱っており、購入のタイミングであれば、傷んだ灯油を無料回収してくれる店舗もあります。
ただし、処分依頼する場合は、基本的に購入時のレシートを求められるので、レシートは出来るだけ保管しておきましょう。
店舗によっては、購入していなくても回収を請け負っていることがあるため、事前に確認してみるのもおすすめです。
3. 不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者の中には、灯油の回収も請け負っている業者があります。不用品回収業者であれば、自分で運ぶ手間がなく、直接自宅まで回収に来てくれる点がメリットです。
ただし、灯油は、法律に則って管理・運搬しなくてはならず、正しく回収できる業者でなければ引き取ることができません。
また、不用品回収業者の料金は、積載量で決められることが多いので、他の不用品と合わせて依頼した方がお得です。
4. 知り合いに譲る
劣化していない灯油であれば、必要としている知人や友人に譲るのも一つの手段です。例えば、ハウス栽培を行っている家庭やお風呂を沸かす際に灯油を使っているところであれば、夏でも重宝されるでしょう。
知人に譲る際は、こぼれないようにプラスチック製の専用容器に入れ、しっかり蓋を閉めて運ぶ必要があります。
5. キャンプやアウトドアで使う
近年はキャンプやアウトドアを楽しむ人が増えています。あまりキャンプをしたことがないという人もキャンプに行ってみてはいかがでしょうか。
キャンプで火を使う際に、灯油を使えば、灯油を有効に処分することができ、キャンプも楽しむことができます。
灯油の捨て方・処分方法2個【少量】
1. 使い切る
大量に灯油が余っているわけではないけれど、ちょっと余った灯油がある場合は、使い切るのが最も簡単な手段です。
単にファンヒーターを点けるだけではなく、部屋干しをしている最中に使うと、熱風により早く乾くので一石二鳥と言えるでしょう。
ただし、傷んだ灯油を使うと、ファンヒーターが故障する原因になりかねないので注意しておかなければいけません。
2. 新聞紙や布で吸い取る
ちょっと余った灯油の量が、50cc〜100cc程度であれば、新聞紙や布で吸い取るのも一つの手段です。染み込ませた新聞紙や布は、可燃ゴミとして捨てることができます。
ただし、自治体によっては、一般ゴミに出すことをNGとしているエリアもあるので、事前に確認してから捨てるようにしましょう。
また、ちょっと余った灯油を捨てる場合は、発火しないようにしっかりと布もしくは新聞で包む必要があります。
古い灯油のガソリンスタンドの引き取りは無料?
劣化した灯油は、ガソリンスタンドで無料回収を請け負っていることがあります。ただし、取扱店によって異なるため、事前にチェックしておくことが大切です。
続いては、「エネオス」「コスモ石油」「出光」それぞれのブランドにおける対応について見ていきましょう。
エネオス
エネオスでは、基本的に灯油を買った販売店にて回収可能ですが、店舗によっては断られることもあるので要注意です。必ず、搬入前に電話で確認してから処分を依頼しましょう。
コスモ石油
コスモ石油では、フルサービスの販売店であれば古くなった灯油を処分してくれます。ただし、地域によって異なるため、サービスステーションに確認することが大切です。
出光
出光はサービスステーションによって異なると公式ページに明記してあります。近隣のサービスステーションに問い合わせてください。
灯油のホームセンターの引き取りは?
ガソリンスタンド同様に、ホームセンターでも劣化した灯油の回収を請け負っているパターンがあります。ここでは、「カインズ」「コメリ」「ビバホーム」の灯油引き取り回収について確認しておきましょう。
カインズ
カインズでは、灯油の引き取りに関する情報は明記されていません。基本的には、回収NGとしている可能性が高いので、自分で破棄する必要があります。
コメリ
コメリも、灯油の引き取りに関する情報は明記されていません。基本的には、回収NGとしている可能性が高いので、自分で破棄しましょう。
ビバホーム
ビバホームでは要らなくなった灯油の無料引き取りが可能です。ただし、お店で灯油を購入した人に限られているので、買っていない人は回収してもらえません。また、すべての店舗で回収に対応しているわけではないので、事前に確認してから持ち込むようにしましょう。
灯油の処分費用
基本的に、ガソリンスタンドやホームセンターに引き取りを依頼した場合は、処分費用がかかりません。ただし、ほとんどの店舗で購入者のみが処分対象となるため注意しましょう。また、灯油を購入した店舗で処分する場合は、購入時のレシートが必要となります。
手軽に灯油の廃棄をするのであれば不用品回収業者を利用するのも一つの手段です。ただし、不用品回収業者は、ガソリンスタンドやホームセンターとは異なり費用がかかります。
多くの不用品回収業者では、積み放題プランを用意しており、軽トラ1台15,000〜20,000円程度が相場です。他の不用品もまとめて捨てるとリーズナブルに処分できるので、うまく活用すると良いでしょう。
灯油の廃棄で固めるのは危険?
天ぷらなど、料理に使用する油は凝固剤で固めて捨てる方法が一般的です。そのため、灯油を捨てる際も固めれば問題ないのではないかと思う人も少なくありません。
灯油も固めて捨てられれば非常に便利ですが、灯油に凝固剤は使えないので注意が必要です。
そもそも、凝固剤は温度が高くなった状態の油に入れて使います。灯油は、燃焼性が高い油であり、凝固剤を入れるために温めると、大火災につながる可能性が高いので大変危険です。いくら簡単だからといって、灯油を温めるのは絶対にやめましょう。
灯油を土に埋めるのは土壌汚染?
灯油が少しだけ余ったから、土に埋めてしまおうと考える人も少なくありません。しかし、土中の微生物は灯油を分解することができず、自然に還らないので注意が必要です。
つまり、灯油を土に埋めると土壌が汚染され、生態系を壊すことにも繋がります。汚染された土壌では食物も育たず、人体にもあまり良い影響を与えないでしょう。
灯油が混じった土を元の状態に戻すのには、膨大な時間がかかるため、絶対にやめましょう。
灯油の使用期限は?一年前は使える?
灯油を管理する上で、気になることの一つが使用期限でしょう。実は、灯油の使用期限は明確に決められていません。
しかし、灯油は時間が経つと傷みやすい性質があり、特に空気に触れると酸化してしまいます。つまり、ファンヒーターや灯油缶のなかに余っている灯油は、満タンになっていないため、空気に触れる面積が多くなり、すぐに傷むので要注意です。
傷んだ灯油を使用すると、ファンヒーターが故障する原因にも繋がります。いくら余ったからといって、翌年まで持ち越すようなことは避けるようにしましょう。
まとめ
今回は、灯油の処分方法についてご紹介しました。灯油は、燃焼性が高いので処分する際は十分に注意する必要があります。
また、古くなった灯油を使うと、ファンヒーターが故障する原因になるので、適宜処分するように心がけましょう。
※当社TRUSTCORP(トラストコープ)では、不用品回収サービスや高価買取を行っています。不用品回収では最安値水準でサービスを行っていますので、一度お気軽にこちらのページからご相談ください。