秋の風物詩として人気のあるススキですが、繁殖力が強く庭先に繁茂すると、なかなか駆除ができません。しかし、放置してしまえば、どんどん庭を占領するため、悩んでいる方も多いでしょう。
今回は、ススキの駆除や除草方法を紹介します。
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ススキの特徴
種類 | 多年生雑草 |
科目 | イネ科ススキ属 |
生育期間 | 4~11月 |
草丈 | 1〜2m |
生息地 | 全国 |
ススキは、イネ科の植物で多年生草本に属しています。秋の七草のひとつでもあり、日本では非常に風流な植物として、秋の季語にもなっているほどです。昔から愛されてきた植物であることが伝わります。
大きな特徴としては、背の高さが挙げられるでしょう。高いものになると2mを超えるものもあり、地下には力強い地下茎が根をはるため、広く繁殖することができます。
基本的に、日当たりの良い場所を好み、山野や土手、空き地などに繁茂する姿が日本全国で見られるでしょう。寒暖にも強いため、さほど手を加えなくても、ぐんぐんと育つ点も特徴のひとつです。
そのため、気がつけば手に負えないくらい巨大化することも少なくありません。数本のススキが風にそよぐ姿は風情を感じられますが、あまりに繁茂し巨大化してしまうと、厄介者になってしまいます。
ススキの繁殖力
前述したように、ススキは地下茎を張って繁殖していきます。数本ススキが生えれば、その後の繁殖力は非常に強く、気がつけば駆除が困難になる程広がる事も少なくありません。
また、種子は白い毛で覆われており、風に乗って運ばれます。そのため、もともと庭先に生えていなかったとしても、近隣の野山や原っぱから飛んできて目を出す事も考えられるでしょう。
北米では、「侵略的外来種」に指定されており、いかに繁殖力の強い植物であるかがわかります。
ススキの根っこ・地下茎の深さ
ススキは、地上に露出している部分は1〜2mとかなり大きな植物ですが、地下茎はさほど深くありません。基本的には、地表近くを這っており、株を広げることで生息エリアを増やしていきます。
そのため、地上部分を刈り取ったとしても、地下茎が広く分布しているため、すぐに別の場所から芽が出る点が大きな特徴です。
また、何年も放置してしまうと、ススキの株はどんどん大きくなり、その分地下茎も広がっていきます。あまりにも巨大化したススキの地下茎は、まるで木の幹のように固く、駆除作業に影響を与えるほどです。
ススキの駆除・除草方法4個
1. 除草剤を使う
ススキは、地下茎を広く伸ばすため、いくら刈り取ったとしても完全に駆除することはできません。少しでも地下茎が残っていれば、そこから芽を出し繁茂します。こうしたイタチごっこを回避するのであれば、除草剤を使う方法が適しているでしょう。
ススキに使う除草剤は、根を絶やすタイプがおすすめです。葉っぱだけを枯らす除草剤では、根が残ってしまうので意味がありません。表面的に枯れたように見えても、すぐに新たな芽が出るでしょう。
ススキは大変強いので、除草剤を散布する際は、より染み込みやすいように、ある程度刈り取ってから行う事が大切です。
刈り取った後に、新たな葉が伸びてきたタイミングが除草剤の散布に適しています。ただし、他の植物も枯れてしまう可能性があるので、注意して作業を行いましょう。
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2. 草刈りをする
ススキを手早く根絶やしにするためには、除草剤がおすすめですが、他の植物を育てている場合や、小さな子供、ペットがいる家庭では不向きです。
安心して駆除するなら、草刈りをする方法もあります。ススキは地下茎が強く、引っ張っただけではなかなか抜けません。
また、巨大化したススキの茎は太く、手が切れる可能性もあるので、仮払い機を利用する必要があります。根絶やしにはできないため、草刈りをするのであれば、頻繁に作業をすることも大切です。
3. 除草シートを敷く
除草剤は使いたくないため、草刈りを頑張ってきたけれど限界を感じている方も多いでしょう。そこでおすすめなのが、除草(防草)シートを敷く方法です。
除草シートは、ススキの根に光を与えない仕組みのシートで、草を生やしたくないエリアに敷いて利用します。根に光が届かなければ、いずれ枯れていき、最終的には根絶やしにすることも可能です。
また、除草剤や草刈りの場合、地表に伸びていないと効果を発揮しづらいですが、除草(防草)シートであれば、種子が落ちた状態に敷いても役立ちます。
ただし、生命力の強いススキは、除草シートを敷いても伸びる可能性があるため、こまめにチェックして、生えてきたら抜くようにしましょう。
4. 駆除業者に依頼する
草刈りや剪定などを行う事業者に依頼するのもひとつの方法です。目に見える部分の草刈りだけでなく、依頼すれば、根っこの処理や、近くの樹木の剪定、防草シートの設置などに対応してくれるところもあります。
また、業者に依頼すれば、刈ったあとの雑草を持っていってくれるので処分の手間も省けます。
参考:庭の雑草対策
ススキを刈る時期
ススキは、8〜10月頃に花をつけ秋には種子を飛ばします。種子が広く飛んでしまうと、いくら駆除をしてもあちこちから芽を出すため、手に負えなくなるでしょう。
できるだけ繁茂させないためには、種子を飛ばす前に刈り取ることが大切です。花が咲けば、結実する可能性があるので、5〜6月頃に刈り取りましょう。
ススキの駆除に熱湯は有効?
ススキの駆除方法として、熱湯は有効であるといわれています。実際、熱湯をかけると表面部分のススキは枯れてしまうため、一見するとうまく駆除できたと感じるでしょう。
しかし、熱湯だけでは、根っこが生き延びており、結果的に再びススキは芽を出します。
確かに、除草剤を使うよりも安全で、小さい子供やペットがいる家庭では役立つ方法ですが、根絶やしにすることはできません。
また、広く繁茂してしまったススキを駆除する場合には、現実的な方法とはいえないでしょう。加えて、ススキだけでなく、他の植物も枯らすことになるため注意が必要です。
ススキの枯らし方
ススキを完全に枯らすためには、やはり根っこを退治しなければなりません。ススキは、根が少しでも残っているだけで、次の芽を生やすことができる強い植物です。
そのため、草刈りをしたり熱湯をかけたりしても、根本的な解決には至らないでしょう。芝生や他の植物を育てていないのであれば、非選択性の除草剤が有効です。
ただし、芝生を敷いている庭や畑などでは非選択性の除草剤は使えません。こうしたケースでは、選択性の除草剤のうちイネ科に有効なタイプを選びましょう。
まとめ
ススキは、一見すると風流で涼やかな印象のある植物です。しかし、草原や野山にあれば好印象を得られますが、庭先に繁茂すると駆除に苦労します。地下茎がしっかりと張ったススキは、手で対処することが困難です。
また、根が少しでも残ってしまえば、いくらでも繁茂し続ける強さがあるため、除草剤や除草シートをうまく活用して、根絶やしにするように心がけましょう。
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