畑を耕す機会がなくなったことで耕運機が不要になったり、倉庫から古い耕運機が出てきたりして処分に困るケースがあります。特に、近年は就農者が減っていて、耕運機が不要になることも多いです。
今回は、耕運機の処分方法について解説するとともに、買取相場についても触れていきます。
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耕運機の処分方法8個
1. 不用品回収業者に処分を依頼する
不要になった耕運機は、不用品回収業者に処分を依頼するとよいでしょう。回収された耕運機は、スクラップして鉄くずに変えられます。
そのため、解体費や運搬費がかかりますが、業者によっては鉄の量に合わせて対価を支払ってくれるところも少なくありません。
鉄をお金に換えられれば、処分費用と相殺することも可能です。お得に処分するためにも、前もって不用品回収業者に換金できるかどうかを確認しておきましょう。
2. 農協(JA)で売る
全国にある農業協同組合(JA)に依頼して、不要になった耕運機を買い取ってもらう方法もおすすめです。
農協は、農家の活動をサポートするための組織であり、農業を営んでいる人であれば関わりがあるでしょう。耕運機の買取を依頼すれば、担当エリアの農協スタッフが現地まで査定に来てくれます。
自分で持ち込む必要もなく、比較的簡単に処分できるため非常に便利な手段です。ただし、壊れた耕運機や需要がないタイプは査定価格が低くなります。
3. 下取りしてもらう
新たな耕運機を購入する予定がある場合は、下取りに出すのもよいでしょう。状態のよい耕運機であれば高値で下取りしてもらえる可能性もあるため、新品の耕運機をリーズナブルな価格で手に入れやすくなります。
また、下取り価格を引き取り代金に充当すると、処分費用を抑えることが可能です。
ただし、耕運機を含む中古農機具の市場は小さいため、一般的に下取り価格は高くありません。加えて、新品の購入が前提であり、処分だけの依頼は対象外となっています。
4. 専門買取業者に売る
農機具専門の買取業者が近隣にある場合、売却するのもひとつの方法です。状態がよく、現役で使っていた耕運機であれば、スムーズに買取が決まるでしょう。
また、故障している耕運機も修理や部品取りを踏まえて買い取ってくれるケースがあります。
特に、販売ルートを確保している業者は査定価格が高くなる傾向にあるため、事前に業者の実績をリサーチしておくとよいでしょう。耕運機を含む不要な農機具が多数あって困っている人におすすめの方法です。
5. オークションやアプリで売る
インターネットを介して、オークションやアプリで不要になった耕運機を売る方法もあります。
例えば、メルカリやヤフーオークションは、スマホがあれば出品できる仕組みが整っているため気軽に売ることが可能です。
ただし、いずれも自己責任であり、購入者とトラブルに発展しないように注意しなければなりません。また、配送や受け渡しも自分で行う必要があるので、慎重に検討することをおすすめします。
6. 友人知人にあげる
周囲に耕運機を必要としている人がいれば、譲ってあげるのもよいでしょう。家族や自分が大切にしていた耕運機であれば、なおさら身近な人に使ってもらえると安心です。
ただし、いくら身近な存在だとしても、壊れた耕運機や状態の悪いものを譲るのはマナーに反します。
トラブルを避けるためにも、耕運機の状態をしっかりと伝えて納得してもらった上で譲ることが大切です。
7. 寄付する
次世代の農家や農業を生業とする国などに、不要な耕運機を寄付する方法もあります。
近年、SDGsの浸透により持続可能な農業を促進する動きが高まっており、特に、フランスやアメリカ、カンボジアなどでは広大な農業地帯が広がり、それを維持する人を育てるプロジェクトが盛んに行われています。
こうした取り組みを踏まえて、次世代の農家を育成するサポートを手がけている機関や仕組みがあるので、うまく活用すると耕運機を役立ててもらうことが可能です。
8. 不用品回収業者に売る
不用品回収業者に依頼して、買い取ってもらう方法もおすすめです。耕運機が保管してある場所まで回収に来てくれるので、持ち込みが困難という人でも安心して依頼できます。
また、耕運機だけでなく他の農機具や不用品をまとめて処分したいという場合にもおすすめです。撤収作業は全て業者に任せられる上に、状態によっては高値で売れることもあるでしょう。
ただし、後になって処分費用を請求されることもあるので、事前に見積もりを取り信頼できる業者を選定することが大切です。
耕運機の処分費用
耕運機の処分にかかる費用は、処分方法や大きさによってさまざまです。不用品回収業者に依頼して処分してもらう場合は、3,000〜30,000円程度が相場でしょう。
耕運機の状態によっては、買取対象となり処分費用と相殺してもらえることもあります。正確な処分費用については、事前に見積もりを取り確認することをおすすめします。
壊れた古い耕運機の処分は?
壊れた古い耕運機は、基本的に買取対象となりません。また、知人に譲ったりフリマやオークションで売ったりすることも難しいでしょう。
そのため、不用品回収業者に依頼して廃棄してもらうケースが一般的です。壊れていたとしても、スクラップして鉄くずにすればお金に換えられる可能性もあります。
事前に不用品回収業者のサービス内容を確認した上で、鉄くずとして買い取ってくれる業者を選んだほうが賢明です。
耕運機の買取金額相場
状態のよい耕運機であれば、一般的に1〜5万円程度の査定価格がつくといわれています。
ただし、耕運機と一括りにしても、その性能やサイズは多岐にわたり、新品でも数万円程度で販売されているものから、20万円を超える高性能なものまでさまざまです。
販売価格や需要を踏まえた上で査定されるので、必ずしも相場通りに買い取ってもらえるとは限りません。人気のモデルであれば、10万円以上の高値がつくこともあるでしょう。
年式による買取金額相場は以下が目安です。
年式 | 買取金額相場 |
製造1〜3年以内 | 30,000〜100,000円 |
製造3〜5年以内 | 20,000〜70,000円 |
製造5年以上 | 5,000〜30,000円 ※買取不可の可能性あり |
年式以外の目安として、高性能で信頼性の高いメーカーが高く売れやすいです。
ヤンマー(Yanmar)、クボタ(Kubota)、ホンダ(Honda)、イセキ(Iseki)など。
まとめ
耕運機は、一般ごみのように処分できないため適切な方法を選ぶ必要があります。状態が悪い耕運機であっても、鉄くずとして処分してもらえればお金に換えられる可能性もあります。
できるだけお得に処分するためにも、事前に処分方法や費用などを確認することが大切です。また、状態のよいものは、買取に出したり知人に譲ったりして、引き続き大切に使ってもらいましょう。