庭の雑草は、放っておけばどこまでも伸び続ける厄介者です。頑張って草刈りをしても、気がつけば次の雑草が生えてきてイタチごっこということもよくあるでしょう。
今回は、庭を持つ誰もが頭を悩ませる雑草対策について詳しく解説します。低コストな方法や自分でやる方法、おしゃれで効果的な方法などについても説明します。
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庭の雑草対策11個
庭の雑草対策について各方法のメリット・デメリットがわかるようにまとめています。
対策方法 | 効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
---|---|---|---|---|
草刈り | △ | ✕ | ◯ | △ |
除草剤を撒く | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
砂利やレンガを敷き詰める | △ | △ | ✕ | △ |
防草シートを敷く | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
防草シートと砂利を組み合わせる | ◎ | ✕ | ✕ | ◯ |
人工芝を敷く | ◎ | ✕ | △ | ◯ |
グランドカバープランツを植える | △ | △ | ✕ | △ |
水で固まる土を導入する | ◯ | ✕ | ✕ | △ |
ウッドチップを敷く | ◯ | △ | ✕ | △ |
消石灰を撒く | ◯ | △ | △ | △ |
コンクリートを敷く | ◎ | ✕ | ✕ | ◎ |
1. 草刈り
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
△ | ✕ | ◯ | △ |
今すぐにでも取り組める雑草対策が、草刈りもしくは草取りでしょう。手作業で行えば費用もほとんどかかりません。しかし、庭が広ければ広いほど手間がかかり、一日では終わらない可能性もあります。また、中腰での作業は、腰や膝に負担をかけるため、注意が必要です。特に、草が伸びる暑い時期は、熱中症や害虫との戦いにもなるでしょう。
大量に刈った草は、乾かしてから可燃ゴミで捨てる必要もあり、時間がかかります。一度綺麗にできたとしても、根こそぎ対処したわけではないので、またすぐに伸びるというデメリットもあります。
2. 除草剤を撒く
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
費用目安…200〜300円/㎡
雑草を枯らすための薬である除草剤を撒くのも1つの手段です。除草剤には様々な種類があり、強力なタイプであれば、根こそぎ枯らすこともできるでしょう。そこまで広くない庭であれば、撒くときの手間や時間も大してかかりません。
しかし、場合によっては必要な植物まで枯らしてしまう可能性もあるので要注意です。また、天候が悪い時に撒けば、薬が薄まってしまい効果が期待できません。そのほか、ペットや子供に対する安全性も気になるところです。最近は、環境や体に優しいタイプの除草剤も販売されているので、慎重に選んで利用するようにしましょう。
3. 砂利やレンガを敷き詰める
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
△ | △ | ✕ | △ |
費用目安…3000〜4000円/㎡
基本的に、雑草は日光を浴びることで成長します。そこで、地面全体に砂利を敷いたりレンガを並べたりすると雑草予防になるでしょう。ただし、雑草を防ぐためには、地面から3〜5cm程度が埋まる量の砂利が必要です。デザイン性の高い庭にしたい場合は、砂利だとあまり雰囲気を楽しめない点がデメリットといえるでしょう。
レンガであれば、様々なタイプがあるので、デザインを楽しむことができます。しかし、隙間から雑草が伸びる可能性もあるので、完全に雑草を予防することはできません。
4. 防草シートを敷く
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
費用目安…400〜600円/㎡
防草シートとは、日光を遮断して雑草を防ぐためのシートです。様々な種類がありますが、「不織布」と「織布」の2パターンが一般的でしょう。不織布の方が高価ですが、一定の強度があり密度も高いため、ある程度の遮光率が期待できます。リーズナブルに済ませるなら、織布が向いていますが、織目の粗さによっては隙間から雑草が生えるため注意が必要です。
また、完璧に敷くためには、地面を平らに整地して、しっかりと固定しなければいけません。プロに依頼すれば綺麗に敷けますが、DIYだと隙間が開く可能性もあるでしょう。
5. 防草シートと砂利を組み合わせる
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◎ | ✕ | ✕ | ◯ |
防草シートと砂利の効果を組み合わせると、さらに雑草を防ぐ力がアップします。まず、防草シートを庭全体に敷き詰めてから、その上に砂利を敷き詰めましょう。かなりの手間がかかりますが、その分防草効果は期待できます。
この場合も、防草シートを敷く時は、隙間が開かないように丁寧に作業することが大切です。費用も防草シートと砂利の両方が必要となりますが、長く雑草を防ぐことを考えると、コスパは高いといえるでしょう。
6. 人工芝を敷く
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◎ | ✕ | △ | ◯ |
費用目安…6,000円〜/㎡
おしゃれな庭を保ちながら、雑草対策をしたい場合は人工芝もおすすめです。天然芝とは異なり、一度敷いたら草刈りをする必要がないため、比較的手間がかかりません。また、視覚的にも年中グリーンの庭を楽しむことができる点も、人工芝のメリットといえます。ただし、綺麗に敷くためには、土台づくりからこだわらなければなりません。
そもそも生えていた雑草を根こそぎ取り除き、凹凸のある土地は平らにならす必要があります。DIYでも可能ですが、完璧に整えるためにはプロに依頼した方が無難でしょう。
7. グランドカバープランツを植える
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
△ | △ | ✕ | △ |
グランドカバープランツとは、その名の通り庭全体を覆ってくれる植物のことを指します。例えば、アイビーのような蔓性の植物だと、庭を這うように茂るので雑草対策になるでしょう。そのほか、タイムやクローバーなど、年間を通して緑が楽しめる植物もおすすめです。
グランドカバープランツには種類が様々にあるので、複数の植物を組み合わせれば、素敵な庭をデザインすることもできるでしょう。多少雑草が生えてきても、他の植物と馴染んで、気にならなくなるのもメリットです。ただし、蔓延るまでの間は、草取りや草刈りが必要となります。
8. 水で固まる土を導入する
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◯ | ✕ | ✕ | △ |
費用目安…2,500〜3,000円/25kg
ホームセンターなどでは、水で固まる土を販売しています。水をかければコンクリートのように固まる土で、防草対策に大変役立つアイテムです。しかも、コンクリートとは異なり、土と同じような色合いをしているので、庭に使ってもしっくりきます。ただし、長く持たせるためには、5cm程度の厚みに敷く必要があるでしょう。
また、土台に砂利を敷いて平らにしておかなければ、ひび割れの原因になるため手間もかかります。DIYで広い面積を埋めるのは至難の技で、できればプロに依頼した方が無難でしょう。
9. ウッドチップを敷く
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◯ | △ | ✕ | △ |
費用目安…3,000円/㎡
木材を細かく粉砕してチップ状にしたものをウッドチップと言います。庭に敷き詰めてデザインすることができ、雑草対策にもなるので人気の商品です。天然素材なので、ペットや子供がいても安心して利用できるのもメリットでしょう。クッション性が高く庭のアプローチに敷いてもマッチします。
ただし、雑草対策をするためには、隙間なく敷き詰める必要があり、厚みも5〜10cm程度必要です。また、効果を高めるためには防草シートの上からウッドチップを敷く必要があるでしょう。天然素材なので、早いものだと3年程度で劣化してくる点もデメリットです。
10. 消石灰を撒く
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◯ | △ | △ | △ |
費用目安…500円〜/20kg
石灰石を砕いたアルカリ性の粉を消石灰といいます。雑草は、酸性の土壌に生えやすく、アル理性の消石灰を撒くと雑草対策が可能です。ただし、消石灰は皮膚に触れたり目に入ったりすると害を及ぼすため、かなり危険性が高いといえます。こうした危険性を抑えるために、有機石灰を使うのもおすすめです。
有機石灰の原料は、牡蠣の殻などで、消石灰に比べるとアルカリ性の濃度が低いため、使いやすいでしょう。その分、即効性はないので、草刈りと合わせて活用する必要があります。
11. コンクリートを敷く
効果 | 手間 | 費用 | 期間 |
◎ | ✕ | ✕ | ◎ |
雑草が多すぎて、地道な対策では追いつかないという場合は、コンクリートを敷き詰めてしまうのも1つの手段です。庭全体をコンクリートで覆ってしまえば、ほとんど雑草は生えなくなるでしょう。
ただし、レンガや砂利、ウッドチップなどとは異なり、非常に無機質な印象を与えてしまいます。とはいえ、シンプルなデザインが好きな人であれば、コンクリートを生かした庭づくりができるでしょう。好みによっては、うまく活用できる雑草対策と言えます。
庭の雑草対策で安くする方法は?
完璧に庭の雑草対策をしようと思えば、プロに頼むのが一番有効な方法です。しかし、プロに依頼すればそれなりの料金がかかり、庭のサイズや対策方法によっては予算オーバーになる可能性もあります。
コストを抑えて雑草対策をするのであれば、DIYが向いています。最も費用がかからない方法は、草刈りや草取りをコンスタントにすることですが、手間も時間もかかるのがデメリットです。
除草剤や防草シート、砂利を使った雑草対策であれば、材料の購入先を工夫することでコストを抑えられるでしょう。例えば、100均でも様々な防草グッズが売っているので、効果的なものがあれば導入するのも賢い選択です。また、雑草対策をする場所によって、防草方法を変えて対処するのも良いでしょう。
庭の雑草対策に熱湯や塩は有効?
雑草を防ぐなら、熱湯や塩を撒くのが効果的と聞いたことがある人も多いでしょう。まず、熱湯をかけても、直接かかった草は枯れる可能性がありますが、根本的な解決にはなりません。
さらに気をつけなければならないのが、塩を使った対策です。実際、大量の塩をまけば、雑草を根絶やしにすることはできます。しかし、塩は分解されないため、そのまま土壌に残り続けるといったデメリットがあり、その後、植物を植えようと思っても育ちません。雨で流れ出してしまえば、その他の必要な植物にも影響を与えるでしょう。
また、建物の基礎部分に金属があれば、塩に反応して腐食してしまう可能性があります。こうしたデメリットを踏まえると、塩を撒く雑草対策は賢明とは言えません。
最強の雑草対策は?
小さな庭で、子どもやペットが遊ぶこともない場合は、除草剤が簡単でしょう。
長期間住むところで、ある程度の広さのある庭であれば、子どもやペットが遊ぶときにも安心できる防草シートや人工芝の設置がよいでしょう。人工芝は高品質なものを選べば、10年くらいは耐久性があります。
庭の雑草対策を業者に依頼した場合の費用相場
完璧に雑草対策をするのであれば、プロに依頼するのが一番理想的な方法です。しかし、DIYに比べると当然費用がかかるので、ある程度相場を確認しておく必要があります。
業者に依頼した場合、作業をする人数や庭の広さによって費用を割り出すのが一般的です。庭の広さで計算するのであれば、6,000円/10㎡が相場でしょう。例えば、50㎡の庭であれば、15,000〜20,000円程度の計算になります。
ただし、作業代に加えて処分費用も必要となるので、必ず見積もりを取ることが大切です。また、業者によって基準が異なるので、見積もりを依頼する場合は、細かい内訳も把握するようにしましょう。
まとめ
庭の大小に限らず、雑草問題はどこの家庭でも抱えている悩みです。草刈りをしても、再び生えてしまい頭を抱えている人も多いでしょう。DIYをしながら、工夫して雑草対策をするのも1つの方法ですが、長い目で見れば、プロに依頼した方がリーズナブルに住む可能性もあります。
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