物置小屋が不要になった際、そのまま放置してしまうと危険です。そのため、解体や撤去をしなくてはならず、どこから手をつけたらよいか困る方が多いでしょう。
今回は、物置小屋の処分方法を紹介します。また、解体費用の目安やプロに依頼するメリットも紹介しますので、撤去や解体を検討している方は参考にしてください。
目次
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物置小屋の処分方法・捨て方7個
1. 自分で解体して粗大ごみとして処分する
小型の物置小屋であれば、自分で解体して処分することができます。
解体方法は製品によって異なりますが、まず屋根のボルトを外してから、側面、床というように順を追って下のパーツを外していくタイプが一般的です。
解体後は、自治体の指示に従って粗大ごみの日に搬出するとよいでしょう。
ただし、解体後のパーツのサイズによっては、不燃ごみに該当するケースもあるので、事前に確認してから処分する必要があります。
メリット | デメリット |
・日時を気にせず、自分のタイミングで処分できる ・比較的費用がかからない |
・ドライバーやスパナ、ハンマーなどの工具が必要であり、慣れていないと危険を伴う ・サイズが大きい物置小屋は、自分で解体することが困難 |
2. 業者に解体処分してもらう
工具を使ったことがない方や解体する時間がない場合は、業者に依頼して解体してもらう方法もあります。
特に、木製の物置小屋や基礎工事が施された納屋などは、自力で解体するのは困難です。解体の専門家であれば、大型の物置小屋でも問題なく作業してもらえるので助かるでしょう。
メリット | デメリット |
・時間や手間をかけたくない場合に助かる ・解体後のごみの処分にも対応している ・大型の物置小屋でも作業可能 ・物置小屋の状態が良い場合や有名メーカーの製品などは買い取ってもらえる可能性がある |
・作業費がかかるため、コストを抑えたい人には向かない ・物置小屋のサイズが大きくなるとコストもかさむ |
3. リサイクルショップに買取を依頼する
新品に近い物置小屋が不要になった場合や古くても有名メーカーの製品だった場合などは、リサイクルショップに買取を依頼するのもひとつの手段です。
物置小屋に特化したリサイクルショップに依頼すれば、解体から回収まで全ての工程を任せることができます。
メリット | デメリット |
・不要な物置小屋がお金に換えられる | ・自分で持ち込む場合、搬送が困難 ・状態によっては買取してもらえない可能性がある |
4. フリマアプリやオークションで売る
フリマアプリやオークションに、不要になった物置小屋を出品する方法も良いでしょう。
リサイクルショップでは買い取ってもらえなかったものでも、買い手が見つかる可能性があります。
メリット | デメリット |
・処分費用が抑えられる上に、場合によっては想定以上の金額で買い取ってもらえる可能性がある ・現地まで引き取りに来てもらえれば、送料も無料になる |
・出品から配送まで自分で行わなければならず手間がかかる ・配送する場合は、送料が高くなるため利益が出ない可能性がある |
5. 地域の掲示板サイトでほしい人を探す
フリマやオークションに出品する手間や配送が面倒という場合は、地域の掲示板サイトで物置小屋を必要としている人を見つけるとよいでしょう。
お金に換えなくてもいいけれど、ゴミにするのは気がひけるという方にもおすすめの手段です。
メリット | デメリット |
・ほしい人が見つかれば無料で処分できる | ・直接取引をする必要があるため、トラブルが起こる可能性がある ・解体や搬送も自分たちで行わなければならない |
6. ホームセンターに撤去をお願いする
現状の物置小屋が不要となり、新たに購入する予定があれば、ホームセンターに撤去を依頼することができます。
店舗によっては、新規に購入することを条件に処分まで対応しているケースもあるため大変便利です。ただし、全ての店舗で対応しているとは限らないため、事前に確認する必要があります。
メリット | デメリット |
・解体から処分まで任せられる | ・全ての店舗で撤去に対応しているとは限らない ・解体費用は別途かかるケースが一般的 |
7. 不用品回収業者に依頼する
どんな状態の物置小屋でも解体から処分まで対応してくれるのが不用品回収業者です。
業者によっては、「積み放題サービス」を提供しているケースがあり、物置だけでなく中に入っていた不用品をまとめて捨てることもできます。
メリット | デメリット |
・物置小屋本体から中身まで、一切の処分を任せられる ・解体作業も依頼できる |
・中には悪徳業者も存在するため、業者選びに注意が必要 |
カインズの物置撤去費用は?
解体や撤去のみでの依頼はできず、新しい物置をカインズで購入した場合に条件付きで置き換えてくれます。金属製は費用ありで可、木製は不可となっています。
<金属製>
既存物置の設置面積に応じて解体撤去費用を設定。奥行・間口を計測して連絡すると見積もり。
<木製>
解体撤去は対応不可。
コーナンの物置撤去費用は?
コーナンでも解体や撤去のみは依頼不可で、新しい物置を購入した場合に以下の条件で対応してもらえます。
・既存物置が木製・手作り・ログハウスは対応不可
・解体+処分費の目安は以下(3辺サイズごとに設定。3辺は幅×奥行×高さの合計)
~323cm:14,300円税込
~403cm:15,400円税込
~442cm:16,500円税込
~466cm:17,600円税込
~484cm:18,700円税込
~501cm:19,800円税込
~536cm:23,100円税込
コメリの物置撤去費用は?
コメリも新しい物置を購入した場合であれば、対応してもらえます。費用などの詳細はホームページに書かれていませんでしたが、物置の解体撤去は対応可と思われます。
メーカー別の物置撤去費用は?
イナバ物置、タクボ物置、ヨド物置などのメーカーは特に対応していないため、撤去をお願いしたい場合は、ホームセンターや解体業者に依頼する必要があります。
物置小屋を自分で解体する方法
1. 解体に必要なものを準備する
物置小屋を自分で解体するためには、事前の準備が必要です。まず、解体に使う道具を揃えましょう。
主な道具は以下の通りです。
・スパナ・レンチ・バール・電動ドライバー・ハンマー・脚立
組み立て式の物置小屋は、これらの道具があると非常に作業しやすくなります。また、怪我をしないために、軍手や作業着を用意することも重要です。
2. 上から下に向けて解体する
物置小屋を解体する際は、基本的に上から下へ作業することがポイントです。
(1)屋根を止めているボルトを外して、屋根を取ります。
(2)ドアを外し、壁を解体しましょう。
(3)床を取り外して解体が完了します。
小さな物置小屋であれば、一人でも作業できるケースがありますが、安全に作業するためにも、複数人で作業するように心がけましょう。
3. 解体した物置小屋を処分する
解体した物置小屋は、自治体のルールに従って粗大ごみとして処分しましょう。解体後のサイズや自治体のルールによっては、粗大ごみ以外のごみに分類されるケースがあります。
例えば、金属は回収不可としている自治体の場合、金属の回収業者や不用品回収業者に依頼するとよいでしょう。
金属の種類によっては買い取ってもらえる可能性があります。
プロに物置小屋の処分を依頼するメリット3個
1. 自力解体が困難な物置小屋でも作業可能
物置小屋のサイズやタイプによっては、自分で解体できないケースがあります。例えば、基礎工事が施された小屋は、一般的な工具だけでは解体できません。
プロに依頼すると、こうした自力解体が難しい物置小屋でも依頼できます。
2. 時間や手間がかからない
いくら小さなサイズの物置小屋でも、解体して処分するためには時間や労力がかかります。忙しい日常の中で、物置小屋を解体する時間が取れないという方も多いでしょう。
プロに解体を依頼することで、自分の時間や手間を割くことなく、処分まで任せられます。
3. 解体から処分まで一貫して対応してもらえる
自力で物置小屋を解体する場合、解体後のごみを指定の場所まで運搬しなければなりません。自治体が指定する処理場まで運ぶことになれば、それなりの車両も必要です。
一方で、プロに依頼した場合は解体から処分まで一貫した作業を任せられます。
物置の解体費用目安
物置小屋の解体をプロに依頼した場合にかかる費用は、物置小屋のサイズによって異なります。
一般的には、物置小屋の3辺の長さによって決められ、合計で4m程度であれば約15,000円〜30,000円、大型サイズにあると20,000〜50,000円程度でしょう。
ただし、木造で解体が困難な物置小屋や基礎工事が施されたタイプなどは、追加で費用がかかる可能性があります。
後になって、想定外の請求をされないためにも、事前に見積もりをとるようにしましょう。
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スチール物置の解体は?
スチール製の物置は比較的簡単に解体を行うことができます。ただ、一人で作業する場合は大変なことも出てくるでしょう。
ボルトとナットを接合することによって組み立てられているため、それらを外して上から解体していきます。
作業の途中で物置が倒れたりしないように注意が必要です。
錆びた物置・壊れた物置の解体は?
錆びた物置は、ネジが回らない、ネジの角が丸くなっている、扉が開きづらい、など、錆びていない物置の解体とは異なり、作業が難しくなってきます。
レンチやバールを使って解体するなど、力仕事が必要になります。
また、壊れた物置は安全に気を配って2人がかりで屋根や壁を外すなどの配慮が必要です。
木造やプレハブの物置小屋の解体は?
木造やプレハブの物置は、ホームセンターなどには頼めず、解体業者に依頼する必要があるでしょう。
費用は、スチール製の物置より基本的に高くなります。大きさや基礎工事などの状況によっても異なるため、一律に示すのは難しいですが、30,000〜100,000円程度はかかるでしょう。
物置の解体処分事例
当社で物置を解体し、その後の処分も行った事例を紹介します。
まとめ
今回は、物置小屋の処分方法について解説しました。物置小屋のサイズによっては自分で解体することも可能ですが、安全性を考慮するとプロに依頼したほうが賢明です。
状況に合わせて、適切な手段を選ぶようにしましょう。