不用品回収を活用したいけれど、「ぼったくりが怖くてなかなか依頼できない」という人は少なくありません。残念なことに、悪質業者に騙されてぼったくられたという事例はあります。
こうしたぼったくりに合わないためにも、悪質業者の特徴を押さえておくことが大切です。
今回は、悪質業者の特徴を解説するとともに、万が一ぼったくられた時の対処方法について解説します。
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目次
不用品回収のトラブルが増加中!?
不用品回収サービスを利用した方々から全国の消費生活センター等への相談が増加中です。2021年度には2,000件超となったようです。
インターネットやチラシに書かれた金額と異なる料金を請求された等のトラブルが多いようです。
引用元:国民生活センター
不用品回収でぼったくられた・高額請求の事例集8個
1. 見積もりでは出されていない費用が追加された
不用品回収業者に依頼する前に、しっかりと見積もり書をもらったのにも関わらず、請求書を見たら、見積もりには含まれていない料金が追加されていたケースです。依頼者の了解なくオプションをつける可能性があります。
2. トラックに積める量の説明が曖昧だった
不用品回収業者は、「トラック1台で一律〇〇円」といった料金提示をするのが一般的です。トラックに積める量を曖昧に説明し、作業が終了してから基本料金よりも積載量が多くなったからといった理由で高額請求をするケースがあります。
3. 見積もりをしただけなのに断ったらキャンセル料を取られた
一般的に、きちんとした不用品回収業者は、見積もりの料金を取りません。見積もりは、あくまでも正式依頼前の段階であり、万が一予算や都合と合わなければ断ることも可能です。
しかし、悪質な業者は、見積もりを断っただけでキャンセル料を請求する可能性があります。
4. 無料回収と謳っていたのにお金がかかった
不用品を無料で回収するという謳い文句を掲げている悪質業者の中には、後になって「リサイクル料金がかかる」といった言い訳をして、高額請求をしてくることがあります。曖昧なフレーズや甘い言葉で営業をしている不用品回収業者は注意するようにしましょう。
5. 作業終了後に高額請求された
作業終了後に事前の説明と異なる高額な金額を請求される事例が起きています。また、その際に「クーリングオフできない」という書面にサインをさせられることもあるようです。
作業前に念入りに金額を確認することが大切です。
6. 即日対応によるオプション料金を取られた
急ぎで不用品処分をしなければならないため、見積もり後すぐに作業を依頼したら、緊急対応のオプション費用が取られるケースがあります。見積もりの何倍にも膨れ上がる上に、事前の説明がないことも少なくありません。
7. 見積もりで高額提示をした上で値引きをされた
最初に驚くような見積もりを提示され断ると、「半額にする」といって、次の見積もりを提示されたというケースもあります。この場合、初めの値段が高すぎるあまり、2番目の見積もりが安く感じますが、実は相場よりはかなり高い可能性があるので要注意です。
8. 正しく処分せず不法投棄された
不用品回収業者は、法律を守って回収したアイテムを処分しなければなりません。しかし、悪質な業者は正しく処分をせず、不法投棄をする可能性があります。処分費用を正規に使うことなく、売上として搾取する業者でもあるので、注意が必要です。
ぼったくられやすい人の特徴
ぼったくられやすい人の多くは、そもそも不用品回収業者に関する知識が足りません。そのため、業者のいいなりになってしまい、高いと感じながらも断る理由が見つからず、高額料金を支払ってしまいます。
相場が分かっていれば、提示された料金が適正かどうかの判断をつけやすく、万が一、高額な見積もりを出されても断れるでしょう。
また、悪質業者の多くは、一度依頼してきた人に対してしつこく勧誘してくる傾向にあります。きっぱりと断れる人は問題ありませんが、押しに弱く断れない人は、結果的に依頼してしまう可能性も少なくありません。
悪徳・悪質業者の特徴6個
1. 無料回収を謳って営業している
不用品を回収し処分するためには、それなりのコストがかかります。そのため「無料回収」と謳って営業をしている業者は、正規の処分方法をとっていない可能性が高いでしょう。
全ての業者が悪質とは限らないものの、「無料回収」というフレーズは疑っておいたほうが無難です。
2. しつこく勧誘してくる
不用品回収業者の見積もりを検討した上で断ったとしても、優良業者であれば、無理強いすることなく了承してくれるでしょう。
しかし、悪質業者は一度捕まえた顧客を手放さないために、しつこく勧誘したり明らかにおかしい割引を提示したりします。
3. 連絡先が明確ではない
悪質業者の名刺や広告は、きちんとした連絡先が書かれていないケースがあります。例えば、携帯の電話番号だけだったり住所が記載されていなかったりする場合は要注意です。さらに、嘘の住所や連絡先を記載しているケースもあるので、事前に確認することをおすすめします。
4. 領収書が発行されない
一般的に、不用品回収業者に対して支払いをすれば、領収書を発行してくれます。しかし、悪質業者は作業後にクレームが入らないように、領収書を発行しないケースが少なくありません。また、発行しても連絡先が明記されていないなど、不審な点が見られたら悪質業者の可能性が高いでしょう。
5. 口コミや評判が悪い
近年は、不用品回収業者が増えており、同時に口コミサイトも多くあります。不用品回収業者を選ぶ際には、口コミや評判をチェックしてみましょう。明らかに悪い評判が多い業者は、悪質業者の可能性が高いので注意が必要です。
6. 見積もりが曖昧
優良な不用品業者であれば、見積もりの内容が細かく明確です。しかし、悪質業者は見積もりの項目が少なく、曖昧な表示しかされていません。わかりにくい見積もりを提示された場合は、悪質業者の可能性があるので要注意です。
ぼったくられた後は返金してもらえる?
悪質業者の多くは、依頼者の弱みにつけ込み、初めの態度から豹変して高圧的になることがあります。そのため、ぼったくられた後に、個人で返金を依頼するのは困難を極めるでしょう。
とはいえ、泣き寝入りするわけにはいきません。個人で立ち向かうのではなく、専門機関や行政を通して対応すると、返金してもらえる可能性があります。
しかし、専門機関を通した作業も非常に手間がかかるため、何より悪質業者とは契約を交わさないことが大切です。少しでも怪しい点があれば、見積もり段階できっぱりと断るように心がけましょう。
ぼったくられた後の対処法3個
1. 了解なく作業を進められたら警察に連絡する
見積もりの段階で怪しいと気づき、キャンセルをしても無理に作業を進める業者もあります。作業を止めるように要求してもやめない場合は、すぐに警察に電話するようにしましょう。
作業だけではなく、高く売れそうなものを勝手に持ち出す可能性があるので、要注意です。違法な行為を繰り返している業者であれば、警察に連絡することで指導を避けて作業をやめる可能性があります。
2. 弁護士に相談する
悪質な不用品回収業者は、違法な行為をしている可能性があります。そこで、おすすめなのが弁護士に相談する方法です。しかし、いくら弁護士に頼んでも、証拠がなければ違法かどうかの判断がつきません。
そのため、見積書ややりとりをしたメールなどの証拠があれば、法律に基づき対処してくれるので安心です。ただし、弁護士に依頼すると費用がかかるので注意しましょう。
3. 消費者生活センターに相談する
無料でぼったくりの対処をする場合は、消費者生活センターに相談する方法があります。消費者生活センターは、悪質な業者に対して指導をするほか、行政処分の権限を持つのが特徴です。
この場合も、弁護士に相談する際と同じく証拠を用意するようにしましょう。弁護士とは異なり、証拠がなくても相談には乗ってくれますが、証拠があったほうがよりスムーズに対処できます。
ぼったくりトラブルを未然に防ぐ方法5個
1. 相見積もりをとる
不用品回収業者を選ぶ際には、必ず相見積もりを取るようにしましょう。一社だけで決めてしまうと、万が一悪質業者だった場合に見抜けません。また、より自分に合った業者を選ぶ上でも欠かせない作業です。
2. 見積もりを明確にしてもらう
悪質業者の多くは、見積もりの内容が曖昧です。提示された見積もりに不安がある場合は、作業内容を細かく明記してもらうようにしましょう。また、追加料金に関する約束事や見積もりと作業内容が一致するという保証も記載してもらうと安心です。
3. 早めに不用品回収業者を探す
慌てて業者選びをすると、ゆとりがないため普段なら選ばないような悪質業者に依頼してしまいかねません。家を掃除したり引越しをしたりする場合は、早い段階から不用品回収業者を選んでおくことが大切です。
4. 無料回収を謳う業者は選ばない
不用品回収業者の中でも、「無料」や「格安」と言ったフレーズを掲げる業者は、悪質な可能性が高いでしょう。そのため、初めからこうした業者は候補外にしておくと安心です。正規の費用で作業をしてくれる業者を選びましょう。
5. 料金相場を理解しておく
不用品回収業者の相場がどの程度かを理解しておくと、悪質業者に騙される可能性が低くなります。不用品の量やアイテムなど、細かな相場を調べた上で、業者選びをしましょう。また、処分費や人件費、車両費といった料金の内訳も知っておくと安心です。
不用品回収の料金相場は?
2万円の作業内容
2万円程度の相場だと、軽トラック1台分くらいの不用品を回収してもらうのが一般的です。冷蔵庫などの大型家電は1品だけで2万円になる可能性があります。
部屋や家具の大きさによっては、一人暮らしの家具一式を引き取ってもらえるケースもありますが、各不用品の大きさやそのあと売れるものなのかどうかで変わってきます。
5万円の作業内容
ワンルームから1DKの広さで依頼するのであれば、5万円程度が相場です。一人暮らしで使う一般的な家具一式は、5万円以内で引き取ってもらえる可能性が高いでしょう。また、5万円の場合、2トントラックをお願いできる可能性もあります。
10万円の作業内容
2人暮らしやファミリーの場合で、家具家電だけでなく細かな不用品がたくさんあるときは、10万円からそれ以上かかるケースが多くなります。不用品が多すぎなければ、10万円以内で分別も含めた作業をしてくれる業者もいるでしょう。
まとめ
不用品回収業者は、断捨離や引越しで非常に役立ちます。しかし、業者によっては悪質なところもあるため、ぼったくりをされる前に判断することが大切です。
今回の記事を読んで、不用品回収業者に依頼する前に、相場やぼったくりにあった場合の対処方法を覚えておきましょう。
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