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<執筆者>
東京農業大学卒業。農業法人に勤務中。有機農業なども経験。
家庭菜園や農業で行う「除草作業」は非常に大変ですよね。雑草を放っておくと、いつの間にか大変なことになってしまうことがあります。とはいえ、長時間しゃがんで草むしりをする体力も無いし大変です。
そんな時は、「除草剤」の使用を検討してみてはいかがでしょうか。除草剤とは、雑草を枯らす薬剤です。
今回は、除草剤の選び方、おすすめ商品、種類別の使い方などについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。
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目次
除草剤の種類と特徴
除草剤には、さまざまな種類がありますが、大別すると「効き方」と「剤型」で区別することができます。
<効き方で区分する>
種類 | 特徴 |
茎葉処理剤 | 葉に直接散布して枯らす |
土壌処理剤 | 土に散布して枯らす |
接触型 | 薬剤が付着した部分が枯れる |
移行型 | 根や葉などから有効成分が吸収され植物体の内部から枯らす |
即効的 | 効果が出るのが早い |
遅効的 | 効果が出るのがゆっくり |
<剤型で区分する>
種類 | 特徴 |
粒剤 | 粒状の薬剤でそのまま散布ができる |
水和剤 | 粉状の薬剤を水に溶かしたもの |
乳剤 | 有効成分を有機溶媒と乳剤で混和させたタイプ(水で希釈して散布) |
水溶剤 | 水溶性の有効成分を粉状にしたタイプ(水に溶かして散布) |
フロアブル剤 | 固形の薬剤を溶かしたタイプ(希釈して散布) |
除草剤は、「効き方」と「剤型」によって区別されます。効き方と剤型の組み合わせで、さまざまな製品が存在しているのです。それぞれ特徴があるので理解しておくと選びやすくなります。
除草剤の選び方3つ
除草剤を選ぶ際のポイントは3つあります。
「薬剤の成分」「雑草の種類」「散布方法」の3つです。それぞれ解説していきます。
①薬剤の成分で選ぶ
除草剤には、それぞれ「有効成分」が含まれています。この有効成分が雑草に効くことで、枯らすことができるのです。
そのため、薬剤に含まれている有効成分で選ぶと、選択肢が絞られて選びやすくなります。
薬剤に含まれている有効成分は「グリホサート」「メソトリオン」などといった、聞きなれないものばかりかもしれないですが、除草剤を使う際には非常に重要なのでしっかりと覚えておきましょう。
また、雑草によっては同じ除草剤では効かないものも存在します。その場合は、成分が複数入っている除草剤がおすすめです。
②雑草の種類で選ぶ
有効な除草剤を選ぶためには、散布したい場所にどんな雑草が生えているかしっかりと観察しましょう。
生えている雑草を見極めてから薬剤を選ぶと、有効な除草剤を選択できます。雑草にも種類が多くあり、効くものと効かないものがあるのです。
雑草の種類は非常に多く、「広葉雑草」「イネ科雑草」「カヤツリグサ科雑草」など、多岐にわたります。雑草の種類ごとに有効成分が異なるため、散布予定の場所をしっかりと観察しておきましょう。
③散布方法で選ぶ
散布方法で除草剤を選ぶ方法もおすすめです。
散布の仕方は主に2種類で「粒剤散布」と「液剤散布」です。
メリット | デメリット | |
粒剤散布 | そのまま散布することができるため手間がかからない | 散布の仕方によって濃度が濃くなりやすい |
液剤散布 | 広範囲に散布しやすく、作業効率が良く、即効性が高い | 液剤が風などで煽られると拡散しやすいため、周囲に注意が必要 |
最強の除草剤ランキングおすすめ10選
おすすめの除草剤を紹介していきます。どんな除草剤を使えばいいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.ラウンドアップ マックスロード 希釈タイプ
除草剤の中では特に有名な「ラウンドアップ」ですが、今回紹介する製品はラウンドアップシリーズの中でも最強クラスの効果の「ラウンドアップマックスロード」です。
この除草剤は、水に薬剤を入れて使う希釈タイプになります。従来のラウンドアップよりも強力で、持続力も高いです。従来のラウンドアップは、散布後6時間雨に打たれなければ効果が期待できます。
しかし、マックスロードは散布後1時間経てば、雨に打たれても高い効果を発揮します。高い効果が期待できるためおすすめです。
2.ラウンドアップマックスロード ALⅢ
この製品は、購入後キャップを開けるだけですぐに散布をすることが可能なので非常に便利です。
従来の「AL」シリーズは「Ⅰ~Ⅲ」まで販売されていますが、この製品が特に除草効果が高いです。土に薬剤が落ちると、後から生えてくる雑草にも効かせることができます。既に生えている雑草にも効果は抜群です。
他の製品と比較して、キャップを開ければすぐに散布できる「手軽さ」という面で、家庭菜園などでもおすすめです。
3.アイリスオーヤマ 速効除草剤4L
こちらの製品は、アイリスオーヤマで販売している除草剤です。頑固な雑草でも早く効くのが特徴で、散布後3日ほどで枯れ始めます。
有効成分には、「グリホサート」と「MCPAイソプロピルアミン塩」の2つが含まれています。主に、1年草や多年草に効果があるため、幅広い種類の雑草に効果的です。
散布の際は、そのまま散布することができます。除草剤をかけた所だけ枯れ、かけなかった所は枯れることがありません。そのため、庭などの手入れがしやすく綺麗に保ちやすいのでおすすめです。
4.アースガーデン アースカマイラズ草消滅
こちらは、アースガーデンが販売している除草剤「アースカマイラズ」です。この製品は、即効力と持続力に優れています。
散布後2〜3日で効果が出始めるため、手早く雑草を除去したい時にもおすすめです。また、除草効果は8ヶ月間維持することができるため、長い期間での除草ができます。
この製品は、そのまま散布ができるタイプです。先端がシャワーヘッドになっており、お庭の手入れ、家のちょっとした場所の除草など、簡単にできるのでおすすめです。
5.住友化学園芸 草退治 シャワーワイド
この製品は、住友化学園芸が販売している除草剤です。スプレータイプなので、小規模面積の除草に向いています。
ガーデニングや家庭菜園をしていると、花と花の間などに雑草が生えることがあります。そのような場合は、こまめな散布で除草をすることが大切です。
希釈タイプや、液剤をシャワーのように散布するタイプだと、狭い隙間に思うように散布することができません。その場合は、このようなコンパクトなスプレータイプがおすすめです。
6.住友化学園芸 草退治 メガロングシャワーGT
住友化学園芸で販売している除草剤「メガロングシャワーGT」は、非常に強力で効果も高いです。
最速で翌日から枯れ始めるため、時間をかけずに枯らすことができます。また、持続力も高く最長で330日間草の発生を抑制することが可能です。除草効果が高いため、幅広い場所で使用することができます。
7.住友化学園芸 クサノンEX粒剤400g
こちらは、住友化学園芸の粒剤タイプの除草剤です。2種類の有効成分が含まれているため、多様な雑草の発生を抑制することができます。
環境条件によって効果が出にくいこともありますが、2種類の有効成分により安定した除草効果が期待できます。しかし、有用植物も枯らしてしまうので注意が必要です。
8.レインボー薬品 ネコソギトップW粒剤 3kg
レインボー薬品が販売している粒剤タイプの除草剤です。土にパラパラと撒くだけで、簡単に除草をすることができます。
土に撒くだけで草丈40cmの雑草でも枯らすことが可能です。最長9ヶ月間効果が持続するので、庭の手入れや公園の除草におすすめです。
9.住友化学園芸 シバニードアップ粒剤1.4kg
こちらの製品は、住友化学園芸が販売している除草剤です。芝に生えた雑草にも使えるため、芝の手入れをする場合はおすすめです。
粒剤タイプなので、芝の上にパラパラと散布するだけで頑固な雑草を除去できます。雑草発生初期までは有効ですが、雑草が大きくなると効果が薄れるので注意しましょう。
10.レインボー薬品 こっぱみじんW 3kg
レインボー薬品株式会社の除草剤「こっぱみじんW」は、粒剤タイプの除草剤です。散布後2〜3週間で効果が出始め、3〜6ヶ月間効果が持続します。
他の除草剤と比べて効果が出始めるのが少し遅いですが、コンパクトなサイズ感と説明書もわかりやすいため、初心者の方でもおすすめです。
業務用の最強除草剤ランキング3選
業務用で使うなら、今回紹介する除草剤がおすすめです。
1.住友化学園芸 草退治 メガロングシャワーGT
高い除草効果と持続力を兼ね備えた「メガロングシャワーGT」が、業務用として利用するならおすすめです。
最短翌日から効果があり、330日効果が持続します。ササやスギナなどの除草が難しい雑草にも効果があるため、業務用として利用するならおすすめです。
2.住友化学園芸 クサノンEX粒剤5kg
こちらの製品は、住友化学園芸が販売している粒剤タイプのものになります。最短3日で効き始め、持続効果も高いです。
最長9ヶ月間は除草効果があるため、広い土地の管理にはおすすめです。1㎡当たり5〜30g散布すればいいので、広い土地への散布にも適しています。
3.ハート グリホエースPRO
こちらの製品は、ハートが販売している除草剤です。販売されているのは原液で、水で薄めて散布します。
有効成分は根から吸収されずに、葉から吸収されるため高い効果を発揮します。少ない量で大量に散布できるため、広い土地での使用の際は特におすすめです。
コスパ最強の除草剤ランキング3選
コスパが良い除草剤を紹介していきます。
1.アイリスオーヤマ 速効除草剤4L
まずは、アイリスオーヤマで販売している「速効除草剤4L」です。価格は1,000円ほどで非常に安く、内容量は4ℓ入っています。
購入後はそのまま気になる場所へ散布が可能なので、水で薬剤を調合する必要も一切ありません。
散布後は3日ほどで枯れ始め、根までしっかりと枯らします。価格の割に高い効果があるため、非常におすすめです。
2.アースガーデン アースカマイラズ草消滅
アースガーデンの「アースカマイラズ」は、一度散布すれば最長10ヶ月間雑草の発生を抑制することができます。ユーザーも多く、口コミも非常に良いです。
購入後はそのまま散布ができるので、手間がかかりません。価格は3,000円ほどですが、10ヶ月間雑草の抑制ができるので、コスパはとても良いです。
3.フマキラー カダン除草王シリーズ 粒剤3kg
フマキラーが販売している粒剤タイプの除草剤「除草王」は、3kgで600㎡散布することができます。
3kgの価格は3,000円ほどですが、広範囲に散布できるので広い土地での利用におすすめです。処理が難しいササやスギナに対しても高い効果を発揮します。
液体の最強除草剤ランキング3選
液体の除草剤でおすすめな製品をご紹介していきます。
1.ラウンドアップ マックスロード 希釈タイプ
ラウンドアップシリーズの中でも特に強力な除草剤が、このマックスロードです。葉に散布するだけで根まで枯らすことができます。
除草剤は、雨や朝露で効果が薄れることがありますが、マックスロードはそのような条件でも高い効果を発揮します。価格が高いという点がデメリットなので、購入前には検討してみてください。
2.住友化学園芸 草退治 メガロングシャワーGT
住友化学園芸の「メガロングシャワーGT」は、液体型除草剤の中でも非常に強力な除草剤です。
除草が難しいササやスギナに対しても高い効果を発揮し、最長330日の持続効果があります。「高い効果」と「持続力」の両面で最強クラスの液体型除草剤です。
3.CLEAN HOUSE 除草剤 シャワータイプ
こちらの製品は、CLEAN HOUSE(クリーンハウス)で販売している液体型の除草剤です。購入後そのまま散布できるシャワータイプなので、扱いも非常に楽です。
有効成分は根からではなく葉や茎から浸透していくため、効き目も早く簡単に除草ができます。
顆粒の最強除草剤ランキング3選
顆粒タイプの除草剤でおすすめの製品を紹介していきます。
1.住友化学園芸 クサノンEX粒剤400g
クサノンEX粒剤は、顆粒タイプの除草剤の中でも非常に強力です。散布後最短3日で効果が現れます。持続効果は最長9ヶ月維持するため、ロングで効かせることが可能です。
この製品のおすすめポイントは、いつでも利用ができるということです。低温の場合でも高い効果を発揮するので、色々な場面で利用できます。
2.フマキラー カダン除草王シリーズ 粒剤3kg
フマキラーで販売している「カダン除草王シリーズ粒剤」は、最長6ヶ月の持続効果を発揮します。
頑固なササ、スギナにも効果があり、土壌に散布することで奥深い根まで枯らす効果があります。家庭菜園や庭の手入れなどにおすすめです。
3.レインボー薬品 ネコソギWクイック微粒剤600g
レインボー薬品の「ネコソギWクイック微粒剤」は、微粒ヘッドが付いているため散布がスムーズに行えます。
草丈がある雑草でも根から枯らすことができるため、非常に強力です。3ヶ月間は新たな雑草の発生を抑制するので、草の伸びやすい春夏頃に散布すると上手に除草ができます。
液体の除草剤の使い方
①倍率を確認する
液体除草剤を散布する場合、水で薄める必要があれば注意書きをしっかりと読んで混合液を作りましょう。倍率をしっかり守らなければ、効果が薄れる可能性もあります。
既に混合液で販売されている製品を購入した場合は、そのまま散布しても大丈夫です。
②散布方法に気をつける
散布の際は、除草剤を雑草の葉の近い位置で散布すると、周りに飛び散りにくいので安全に散布することができます。
高い位置から除草剤を散布すると、急な風などで煽られ周囲に飛んでいく可能性があり危険です。特に、ペットや小さい子供がいる周りでは注意して散布するようにしましょう。
雑草の葉にしっかりと散布されているか確認しながら散布すると、ムラなく枯らすことができます。
顆粒の除草剤の使い方
①面積あたりの散布量を確認する
顆粒タイプの除草剤を使用するときは、面積あたりにどのくらいの量を散布すればいいのかしっかりと確認しておきましょう。ラベル表面に記載があると思いますので、しっかりと読んでから散布を開始してください。
②散布のタイミングに気をつける
顆粒タイプの除草剤は、散布するタイミングが重要になります。ベストなタイミングは、雨が降った翌日などの地面が湿っている時です。
有効成分が顆粒に凝縮されており、溶けだして初めて効果が出ます。そのため、地面が湿っている時の方が粒剤が溶けやすいため高い効果が期待できるのです。
散布するときは、専用の容器で目安となる量を地面にパラパラと撒いていきます。液体の除草剤同様、高い位置からの散布はあまりおすすめしません。周囲に注意しながら散布するようにしましょう。
除草剤を使うときの注意点3つ
除草剤の散布で注意点について、それぞれ解説していきます。
①雨風の強い日は散布しない
除草剤は「有効成分」によって雑草を枯らすことができますが、人間や動物にも害があります。
場合によっては命を落とすほどの重症な症状を引き起こす原因にもなってしまうので、注意が必要です。
雨や風が強い日に散布をすると、周囲に除草剤が飛び散るため散布はやらないようにしましょう。
②肌を出さない
肌に付着すると炎症を起こすことがあります。
個人差はありますが、除草剤による肌の炎症は健康的ではありません。誤って傷口から除草剤が侵入してしまうと、体調不良を引き起こす原因となります。
手袋、マスク、メガネなどを着用して、なるべく素肌をさらさないようにしましょう。
③保管するときは子供などが手の届かない場所へ
子供やペットが誤って除草剤に触れてしまわないように、手の届かない位置で保管するようにしてください。
農薬に関する事故は少ないですが、それは使用者が気を付けて保管しているからです。万が一のことを常に考えて保管するようにしましょう。
まとめ
除草剤は、手作業で草取りをする手間も省けて非常に便利な薬です。しかし、しっかりと理解をしたうえで使用しないとトラブルの原因にもなりかねません。
除草剤にはさまざまな「剤型」があり、それぞれ特徴が異なります。誤って栽培していた植物も雑草と一緒に枯らしてしまわないように、それぞれの剤型の特徴をしっかりと理解しておきましょう。
除草剤は農薬なので、誤って体内に入ってしまうと最悪の場合は命を落とす危険性もあります。周囲にはなるべく手の届かないところで保管をして、風の強い日などの散布は控えるようにしましょう。