冷蔵庫を廃棄する際は、法律に則って適切に処分しなければなりません。
今回は、神戸市の冷蔵庫処分方法を解説します。併せて、処分費用や処分前のポイントについても説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
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神戸市で冷蔵庫は何ゴミ?粗大ゴミ?
冷蔵庫は、「家電リサイクル法」対象品目であり、粗大ゴミにはならず、神戸市のクリーンステーション等へ捨てることはできません。
また、業務用冷凍冷蔵庫(第一種特定製品)は、フロン回収業者に処理を依頼する必要があります。
処分方法はこれから紹介する方法を参考にして下さい。
神戸市の冷蔵庫処分方法9個
1. 指定引取場所に搬入する
不要になった冷蔵庫は、自治体が定める指定引取場所に搬入することが可能です。神戸市では、西濃運輸株式会社神戸支店が指定引取場所となっています。
指定引取場所に搬入する際は、事前に郵便局でリサイクル料金を支払う必要があります。
搬入は自分で行うため運搬料金はかかりません。ただし、冷蔵庫が積載できる車両や手伝ってくれる人材の確保が不可欠です。
◯西濃運輸株式会社神戸支店(六甲アイランド)
住所:東灘区向洋町東3-11
電話:078-857-6963
時間:月~土9:00~12:00、13:00~17:00
2. 購入した家電量販店に依頼する
家電量販店には、冷蔵庫を含むリサイクル家電の回収をする義務があります。購入した家電量販店を覚えている場合は、問い合わせた上で搬入する方法もおすすめです。
この場合、リサイクル料金は家電量販店に支払います。また、自宅まで回収に来てもらう場合は、収集運搬料金がかかるので注意しましょう。
問い合わせた段階で、必要となる料金を確認しておいたほうがスムーズです。
3. 買い替えの際に家電量販店に依頼する
冷蔵庫を買い換える予定がある場合は、新しい冷蔵庫と引き換えに持ち帰ってもらうことが可能です。この場合も、処分だけを依頼する際と同じくリサイクル料金は家電量販店に支払います。
また、収集運搬料金もかかりますが、処分だけを依頼するよりもリーズナブルになる可能性が高いでしょう。
新しい冷蔵庫を購入する際に、リサイクル料金と収集運搬料金を確認してから依頼することが肝要です。
4. リサイクルショップに買取を依頼する
使える状態の冷蔵庫を処分する場合は、リサイクルショップに買取を依頼するのもよいでしょう。新しいモデルや使用頻度が低い冷蔵庫は高値が付く可能性があります。
ただし、すべてのリサイクルショップが冷蔵庫を買取対象としているわけではありません。また、状態が悪いものは引き取ってもらえないので、事前に査定を受けたほうがよいでしょう。
5. ネットオークションやフリマアプリで売却する
ネットオークションやフリマアプリでも冷蔵庫を売却することが可能です。スマートフォンひとつで取引ができるので、自宅にいながら作業できます。
引越しや進学シーズンは、多少古い冷蔵庫でも売れる可能性があるでしょう。
ただし、購入者とのやりとりは自分でする必要があり、トラブルにならないように十分留意しなければなりません。また、冷蔵庫はサイズ、重量ともに大きいので、発送も慎重に行いましょう。
6. 引越し業者に買取を依頼する
引越しのタイミングで冷蔵庫を処分したい場合は、引越し業者に買取を依頼するのもひとつの方法です。状態のよい冷蔵庫であれば高値が付く可能性があり、引越し費用に充当できます。
また、引き取ってもらえるので、自分で持ち込む必要がない点もメリットです。
ただし、すべての引越し業者が対応しているとは限りません。事前に確認した上で依頼することが大切です。
7. 知人に譲る
知人や友人、家族に冷蔵庫を必要としている人がいる場合は、譲ってあげるのもよいでしょう。
特に、引越しシーズンや進学、就職と合わせて冷蔵庫の購入を検討する人が増えます。周辺に進学、就職をする人がいれば確認してみるとよいでしょう。
ただし、いくら近しい関係だからといって状態の悪い冷蔵庫を譲るのはマナー違反です。譲る前に、冷蔵庫が故障していないか確認をし、きれいに掃除をしておきましょう。
8. 寄付をする
不要になった冷蔵庫を社会貢献に役立てるという手段もあります。例えば、難民支援や学校教育など目的を持って冷蔵庫の寄付を受け付けている団体も数多くあるので、一度調べてみるのもよいでしょう。
自分の考えと一致する団体があれば、引き取りを依頼してみることをおすすめします。ただし、団体によって受付可能な冷蔵庫の基準が異なるため、事前に該当するか確認しておきましょう。
9. 不用品回収業者に依頼する
状態が悪く寄付や譲渡の対象にならない冷蔵庫は、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうことをおすすめします。不用品回収業者の場合、収集料金はかかりますがリサイクル料金は不要です。
また、自宅まで引き取りに来てもらえるので、搬入車両が用意できない場合や一人暮らしでも問題ありません。
特に、冷蔵庫以外にもまとめて不用品を捨てたい場合は、重宝する処分方法といえます。収集料金は業者によって異なるため、複数社から見積もりを取った上で適切な業者を選びましょう。
冷蔵庫のリサイクル料金・運搬料金
運搬料金は、事業者によっても異なるため、ここではリサイクル料金を紹介します。料金は税込みです。
製造業者等名 | 冷蔵庫・冷凍庫(小) | 冷蔵庫・冷凍庫(大) |
パナソニック | 3740円 | 4730円 |
パナソニック(三洋電機) | 3740円 | 4730円 |
東芝ライフスタイル | 3740円 | 4730円 |
日立グローバルライフソリューションズ | 3740円 | 4730円 |
シャープ | 3740円 | 4730円 |
三菱電機 | 3740円 | 4730円 |
富士通ゼネラル | 3740円 | 4730円 |
冷蔵庫の処分費用
冷蔵庫の処分にかかる費用は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」です。
リサイクル料金は、冷蔵庫のメーカーや大きさで異なります。例えば、シャープの大型冷蔵庫は4,730円、小型の場合は3,740円です。
正確なリサイクル料金は、(一財)家電製品協会 家電リサイクル券センターで確認してから処分しましょう。
また、収集運搬料金も処分方法によって異なります。不用品回収業者を利用した場合は、代わりに処分してくれるため、リサイクル料金がかかりません。
ただし、回収料金が発生するため注意が必要です。回収料金は業者や冷蔵庫の大きさによってもさまざまですが、冷蔵庫1台につき10,000円〜20,000円程度が相場でしょう。
壊れた冷蔵庫は処分できる?
冷蔵庫が壊れてしまった場合も、手段を選べば処分可能です。例えば、自治体の指定引取場所や家電量販店、不用品回収業者は壊れた冷蔵庫の処分も受け付けています。
ただし、リサイクルショップやフリマアプリなどでは、状態のよい冷蔵庫のみを買い取る傾向にあるため注意しましょう。
事前に査定をしてもらってから買取を依頼することをおすすめします。
神戸市で冷蔵庫は無料回収してもらえる?
自治体の粗大ゴミなどで回収してもらうことはできません。そのため、まだ新しく価値のある冷蔵庫でない限り、お金をかけずに回収してもらうことはできないでしょう。
目安としては発売から5年以内で壊れておらず、正常に動く冷蔵庫であれば、買い取ってもらえる可能性があります。
冷蔵庫は買取してもらえる?
冷蔵庫は買取してもらえます。最新機種であれば、いい値段で買い取ってもらえるでしょう。最新の高機能冷蔵庫で新古品のような状態であれば、10万円以上で買取してもらえることもあります。
ただ、ほとんどは買ったときより大幅に安い値段になります。以下が冷蔵庫の大きさと1年落ちの買取値段相場です。5年以上経つと買取は難しいでしょう。
冷蔵庫の大きさ | 買取値段相場 |
~150L | 3,000~8,000円 |
150~199L | 4,000~8,000円 |
200~299L | 5,000~10,000円 |
300~399L | 10,000~15,000円 |
400~499L | 25,000~35,000円 |
500L~ | 40,000~70,000円 |
冷蔵庫の処分前にやっておきたいこと
冷蔵庫を処分する際は、中身を空にしておかなければなりません。
また、24時間前に冷蔵庫の電源を落とし、庫内についている霜を落としましょう。自動霜取り機能がついた冷蔵庫であっても、電源を落としたほうが後の作業がスムーズです。
霜がすべて溶けたら、庫内を清掃した上で水抜きをします。冷蔵庫を安全に運ぶために必要な作業なので、手を抜かず丁寧に行いましょう。
清掃や水抜きが完了したら、運搬時に損傷しないように、ドアや棚板などをテープで固定します。運搬する際は、冷蔵庫全体を毛布や緩衝材で包んでおくと安心です。
まとめ
冷蔵庫の処分は、手間がかかりますが丁寧に行う必要があります。法律を無視して適当に処分すると、罰則が課せられることがあるので注意しましょう。
状態のよいものであれば買取対象になる可能性もあります。事前に査定を受けてから処分方法を検討すると損をせずに処分できるでしょう。
神戸市で冷蔵庫の処分を検討している人は、今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。