高木や巨木などの伐採作業を特殊伐採といいます。一般的な庭木の伐採作業と比べて危険度が高いため、専門業者に任せなければなりません。
今回は、特殊伐採にかかる費用相場を解説します。
目次
TRUSTCORPの樹木伐採サービス
当社TRUSTCORP(トラストコープ)では、樹木伐採サービスを行っています。大木や高木、大量の樹木でも対応可能。クレーン車などの重機も使用できます。
・電話やLINEですぐに無料見積もり
・最短即日対応
・最安値水準(他社より高い場合はお値引き可能)
こちらのページからお気軽にご相談ください。
特殊伐採とは?
特殊伐採とは、高木を上部から徐々に切り落としていく作業のことです。
従来は、縄を使って高木にのぼって作業をするケースが一般的であり、特殊伐採を担う職人を指して「空師(そらし)」と呼ぶこともあります。
近年は、作業に使うロープや重機が発達しており、根元から伐採する手段よりも上部から段階的に切り倒したほうが安全とされています。
特殊伐採費用の計算方法
特殊伐採にかかる費用は、一般的に以下の計算方式で算出します。
「①木の高さ・太さ × ②リスク係数(周辺環境・木の状態) × ③本数 + オプション費用」
木の高さとは、根元から先端までの高さを指し、高さに比例して費用も高額になります。併せて、木の幹の太さも特殊伐採の費用に加算される項目です。
そのほか、周辺環境も費用に大きく影響します。例えば、周辺に民家があったり交通量の多い道路があったりする場合は、交通整理が不可欠です。
また、木が腐っていたり傷が入っていたりする場合も作業のリスクが高くなり、費用が嵩みます。
加えて、クレーン車などの特殊車両が必要になった場合や道路通行許可証を申請した場合などは、別途オプション費用が発生するケースが一般的です。
特殊伐採の費用相場・料金単価
項目 | 費用目安 | 内容の補足 |
樹高5m以下 | 2〜5万円/本 | 比較的低木で重機を使わないことも |
樹高5〜10m | 5〜10万円/本 | ロープや梯子、重機を使う場合あり |
樹高10〜15m超 | 10〜30万円/本 | クレーン・高所作業車・ロープワーク等が必要 |
危険木(枯死木・傾斜木) | +2〜10万円/本 | 倒木リスクあり、技術的難易度が上がる |
建物や電線が近接している場合 | +1〜5万円/本 | 安全対策や吊り降ろし作業が必要 |
伐根(切り株の撤去) | 1〜5万円/本 | 根の太さ・深さにより変動 |
交通誘導・道路占有許可など | 1〜5万円/日 | 公道沿い作業では追加コスト発生 |
特殊伐採にかかる費用相場は、上記の表の通りです。これに伐採作業のリスクやその他の対応などを踏まえて、合計の費用が算出されます。
次の見出しでは、状況別に特殊伐採の費用例を紹介します。なお、費用例はあくまで目安であり、状況によって異なるため、事前に見積もりをとることが大切です。
特殊清掃のケース別費用目安
①家近くに生えている高さ5mの杉
家近くに生えている高さ5mの杉を3本伐採した事例です。この場合、樹木の近辺に人の家があるため作業が困難であり、リスク係数が1.2程度とされます。
メモ
伐採費用=40,000円×3本=120,000円
リスク係数=1.2
処分費用=15,000円
合計:120,000円×1.2+15,000円=159,000円
②斜面に生えている高さ3mのヒノキ
斜面に生えている高さ3mのヒノキを4本伐採した事例です。斜面に生えている樹木の伐採は、地面をずり落ちないように重機を用いて丁寧に作業する必要があります。
メモ
伐採費用=20,000円×4本=80,000円
リスク係数=1.5
重機リース費用=20,000円
処分費用=15,000円
合計:80,000円×1.5+20,000円+15,000円=155,000円
③会社敷地内に生えている8mの杉
会社敷地内に生えている8mの杉を1本伐採した事例です。高木の伐採は大変手間がかかり危険度も高いため、リスク係数も高くなります。また、高所作業車を入れるケースが一般的であり、その分費用が嵩みます。
メモ
伐採費用=70,000円×1本=70,000円
リスク係数=1.5
高所作業車リース費用=30,000円
処分費用=15,000円
合計:70,000×1.5+30,000円+15,000円=150,000円
伐採以外のオプション費用相場
重機費用
高木や巨木を伐採する際は、重機を用いるケースがほとんどです。たとえば、高さのある木の伐採にはクレーン車や高所作業車を使います。
また、伐採した木を運搬車に乗せたり、根を抜いたりする際には、ショベルカーやユンボが必要になることも多いでしょう。
これらの重機にかかる費用は、リース会社や重機の種類によって変動します。目安は以下のとおりです。
重機 | 重機費用相場 |
ショベルカー・ユンボなど | 10,000〜70,000円/日 |
クレーン | 60,000〜150,000円/日 |
高所作業車 | 20,000〜60,000円/日 |
抜根費用
抜根作業は、根が太いものほど作業に手間がかかるケースが一般的です。特に、高木は根が太い可能性が高く、直径が50cmを超えるものであればそれなりの費用がかかります。
幹回りの長さ | 抜根費用相場 |
〜30cm | 20,000円 |
31〜50cm | 40,000円 |
51〜80cm | 70,000円 |
81cm〜 | 100,000円〜 |
処分費用
高木や巨木を伐採した後は、枝葉や幹を処分しなければなりません。自治体のルールに沿って、自分で処分する方法もありますが、高木や巨木は重量がありサイズも大きいため、専門家に依頼したほうが安全です。
目安は以下のとおりです。
木のサイズ | 処分費用相場 |
3m未満 | 10,000円 |
3m〜5m | 20,000円 |
5m以上 | 40,000円〜 |
吊るし切りの伐採費用相場
高所作業が求められる高木や大木の枝を、地面に落とさず、吊るしながら切る手段を「吊るし切り」といいます。
たとえば、建物や電線に枝が触れている場合や病気、虫害などにかかっている場合などに役立つ手段です。
吊るし切りの伐採費用は、木の高さや太さ、難易度などによって異なります。また、一般的に吊るし切りの費用には、人件費だけでなく安全のために使う装備のレンタル費用や枝の処分費、運搬費なども含まれます。
項目 | 費用目安 | 内容の補足 |
樹高~5m以下 | 4〜8万円/本 | 脚立・簡易ロープを使用するケースなど |
樹高5〜10m | 8〜15万円/本 | 高所作業車または簡易クレーン使用の中木 |
樹高10〜15m超 | 15〜30万円/本 | 専門技術者によるロープワーク/大型クレーン併用あり |
電線・建物接近・傾斜地 | +1〜5万円/本 | 危険度や作業難度により追加発生 |
特殊伐採費用を安くする方法3つ
①状態のよい木は買い取ってもらう
特殊伐採を依頼するような高木は、状態によっては買取対象になる可能性があります。
松や杉などの針葉樹は、住宅建材やパレット材料などに活用され、広葉樹はフローリングや楽器、家具などの部材として役立ちます。
特に、ヒノキは木造建築における最高級の材質とみなされるケースが多く、希少性も高いため高価買取が期待できる樹木といえるでしょう。
ただし、人気のある樹木でも状態が悪ければ買取対象になりません。伐採する前に買取可能か確認したうえで作業を進めることが大切です。
②複数の業者から相見積もりをとる
特殊伐採を依頼した際に発生する費用は、作業内容や業者が設定する料金によってさまざまです。今回ご紹介した費用は一部の目安であり、一概にはいえません。
そのため、作業を依頼する前に、複数の業者から相見積もりをとることをおすすめします。見積もりを比較することで、作業内容に適した金額が明確になります。
相場がわからないまま依頼すると、知らないうちに高額の作業費用を請求される恐れもあるため、十分注意しましょう。
値段だけでなく、作業内容を細かく提示し、わからない点は丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
③スキルと実績が高い業者に依頼する
特殊伐採は、高いスキルが求められる作業です。そのため、スキルが乏しい業者に依頼すると、その分作業に時間がかかり費用も嵩みます。
また、周辺の家屋や通行人に伐採した枝や幹が当たると、家屋の破損や怪我につながり、損害賠償が発生する可能性もあるでしょう。
特殊伐採の費用を抑えるためには、スキルと実績が高い業者に依頼することが大切です。業者のスキルがわからない場合は、公式サイトや口コミなどを確認してから依頼しましょう。
たとえば、高木の伐採や剪定に関する専門知識を有するアーボリストや樹木医が在籍している業者を選ぶと安心です。
無料見積もりならTRUSTCORPへ
特殊伐採は、高木や巨木の伐採のために高所作業を伴う専門的な作業です。特殊伐採において発生する費用は、木の高さや太さ、危険度によって変動し、総額で20万円以上かかるケースも少なくありません。
また、安全に作業を進めるには、豊富な実績を持つ業者に依頼する必要があります。
TRUSTCORP(トラストコープ)なら実績豊富かつ、リーズナブルな料金で作業を行わせていただきます。電話やLINEですぐに無料見積もりができますので、お気軽にご相談ください。