断捨離といえば、家がスッキリするだけでなく、精神的にもメリットがあるとされており、今からでもチャレンジしたい人も多いでしょう。しかし、闇雲に断捨離を実施すると、大失敗をする可能性があります。断捨離を成功させるためにも、やってはいけない断捨離を把握することが大切です。
今回は、やってはいけない断捨離を紹介します。
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やってはいけない断捨離11個
1. 印鑑や貴重な書類の断捨離
断捨離をしていると、印鑑や証明書、契約書など重要なアイテムに目がつきます。これらのアイテムの中には、再発行ができないものもあるため注意が必要です。
印鑑や貴重な書類は、無理に断捨離を行うのではなく、落ち着いた時にゆっくりと仕分けをしましょう。
2. 家族の持ち物を捨てる
家族と暮らしている場合の断捨離も要注意です。自分のものだけであれば、気軽に断捨離できますが、家族が所有しているものを勝手に捨ててしまうと後からトラブルに発展しかねません。
いくら不用品に見えたとしても、必ず家族に確認してから捨てましょう。
3. 一気に片付けようとする
断捨離を始めると、意外と時間がかかるため、1日で終わるような作業ではありません。気分が乗ったからといって、勢いだけで一気に片付けようとすると、途中でやる気がなくなる可能性があります。
断捨離をしたはずが、余計に散らかったというケースも少なくないため、定期的に行うように心がけましょう。
4. 思い出の品から片付け始める
断捨離を思い出の品から片付け始めると、ついつい懐かしい気持ちが蘇り作業が進みません。作業が進まないと、断捨離に勢いがつかないため、できるだけ考えずに捨てられるアイテムから行うことが大切です。
また、思い出の品は、一度捨ててしまうと二度と手に入らないものもあるため、注意して捨てましょう。
5. 収納グッズを買い足す
断捨離を進めると、収納が足りない気がして買い足す人も少なくありません。しかし、そもそも断捨離はものを減らすために行う作業です。
不用意に収納グッズを買い足せば、余分なものが増えてしまう結果になります。収納グッズを購入する場合は、断捨離が全て終わってから検討しましょう。
6. 捨てる基準を持たずに断捨離をする
断捨離をする際に大切なのは、捨てる基準を持つことです。例えば、「1年以上使っていないものは捨てる」といった、具体的な目安を用意すると作業しやすくなります。
一方、基準を持たずに作業すると、仕分けの段階で迷ってしまい作業が進みません。また、実は必要だったものを捨てる可能性もあるので、必ず基準を設けましょう。
7. まだ使えるからという基準で判断する
断捨離の基準は大切です。まだ使えるから残しておこう、買ってからほとんど使っていないから残しておこう、ではいつまでも残ったままで断捨離できません。
しばらく使っていないものは捨てるなどの基準を設けて機械的に判断することが大切です。
8. フリマで売ろうとする
近年、フリマサイトで不用品を気軽に売れることから、断捨離中に出てきたアイテムを作業終了後に出品しようと考える人も多いでしょう。売るつもりで、処分せずに保管しておくと、部屋の中はスッキリしません。
すぐに売れれば良いですが、何ヶ月も売れ残ることも考えられます。どうしても売りたい場合は、リサイクルショップがおすすめです。
9. 広い部屋から断捨離をする
いきなり広い部屋から断捨離をすると、どこから手をつけたら良いか分からず戸惑ってしまいます。そのため、まずは引き出しや小物入れなど小さなスペースから作業を始めましょう。
少しずつ断捨離をすることで、断捨離のリズムが掴みやすくなります。また、徐々に綺麗になる部屋を目にすると、勢いがつくでしょう。
10. 気分だけで行う断捨離
断捨離は、必要なものと不要なものを分別することが大切です。しかし、その日の気分だけで断捨離を進めると、本当に必要なものまで捨ててしまう可能性があります。
冷静に断捨離を行うためにも、計画的に作業を行い、正確に分別するように心がけましょう。
11. 保留ボックスばかり増やす
断捨離を行う際は、必要・不要の分別ができなかった時のために、保留ボックスを作ると作業がスムーズに進みます。分からない時は、一旦保留ボックスに入れて、後ほど冷静に作業が行えるからです。
しかし、保留ボックスに頼ってしまうと、分別できないアイテムが増えてしまいます。保留ボックスに入れたものは、できるだけ早く再度分別を行いましょう。
断捨離依存症は危険?
断捨離はできるようになると、非常に気持ちがよく、生活しやすくなり、仕事がはかどったり、金銭的に楽になったり、とプラスの影響を受けることもあります。
ただし、あまりにハマりすぎて断捨離依存症になると危険です。
捨てなくていいものまで捨ててしまって、逆に不便になったり、後で困ったり、トラブルになったりします。
捨てないのも問題ですが、捨てすぎるのも問題なのです。
断捨離はばかばかしい?
断捨離はばかばかしいと考える人もいます。自分で整理整頓ができ、要らないものはその時その時で捨てられる人にとっては、ばかばかしいと感じるでしょう。
しかし、それが上手くできない人も多くいます。部屋のものを増やしすぎて、家の中が汚くなったり、ものが増え続けるばかりで減らない、と悩んでいる人にとっては断捨離は、効果的で大切なメソッドになります。
物を捨てられずに困っている人は、断捨離を馬鹿にせずに、一度取り組んでみてください。
断捨離の正しいやり方と順番
ステップ1:断捨離の基準を決める
断捨離を始める前に、捨てるものの基準を決めましょう。この時、「1ヶ月使っていないものは捨てる」「趣味が変わったものは捨てる」など具体的に考えることが大切です。
基準が決まったら、ルールに従って断捨離を始めます。
ステップ2:スペースを空ける
必要なもの、不要なものを分ける前に、まずは断捨離をするためのスペースを空ける必要があります。
スペースが狭いと、作業がしづらくなるため、一度に広い部屋の断捨離をするのではなく、少しずつ断捨離を進めることが肝要です。断捨離が進むと、スペースを空けやすくなります。
ステップ3:アイテムを全て出す
断捨離をする場所にあるものを全て出して、どんなものがあるかを把握しましょう。何があるかが分かると、分別がしやすくなります。
一方、アイテムを確認せずに断捨離を行うと、作業を進めるごとに不要なものが目に入り、スムーズに片付けられません。無駄な時間をかけないためにも、アイテムを全て出してから断捨離をすることが肝要です。
ステップ4:分別する
どんなアイテムがあるかを確認したら、いよいよ分別を行います。
分別する際は、「必要」「不要」「保留」の3つの箱を用意すると便利です。
基準に従って分別を行い、決めかねる場合のみ保留に入れましょう。保留に入れたアイテムは、できるだけ早い段階で再度分別する必要があります。
ステップ5:収納する
「必要」の箱に入れたアイテムを収納しましょう。この時、使用頻度や使用する場所に合わせて収納することが大切です。
そのため、日頃の動線をイメージしながら作業するとスムーズに収納できます。例えば、使用頻度が高いものは手前に収納し、普段は使わないアイテムは奥に収納するといった工夫をすると良いでしょう。
ステップ6:処分する
「不要」なアイテムは、自治体のルールに則って処分しましょう。スムーズに処分するために、事前にルールを確認しておくと分別しやすくなります。
また、処分するアイテムが多い場合や大きな家具などを捨てる場合は、不用品回収業者を利用するのもひとつの手段です。
断捨離するかの判断基準
前述したように、断捨離をする際は判断基準が大切なポイントとなります。
衣類を捨てる場合は「1年以上着用していないもの」「汚れや破れがあるもの」「体型に合わなくなったもの」といった基準を用意しましょう。
本や雑誌の基準は、「1年以上読み返していないもの」「一度も読んでいないもの」「古い情報」などに設定すると作業しやすくなります。
ほかのアイテムに関しても、使用頻度を考えながら判断すると良いでしょう。
また、断捨離を終えた後にも基準を設けることが肝要です。例えば、「1つ買ったら1つ捨てる」というように、保管する量を決めると、必要以上にものが増えることがなくなります。
断捨離したアイテムの処分方法6個
1. 自治体のルールに則って捨てる
最も手っ取り早く処分するのであれば、自治体のルールに則って捨てる方法がおすすめです。自治体から配布される分別資料と照合しながら、正確に分別して捨てましょう。
分別の仕方を間違えると、引き取ってもらえない可能性があるので要注意です。
また、大きな家具を捨てる場合は、粗大ゴミとして捨てる必要があります。集積場までは自分で運ばなければならないので、怪我をしないように気をつけましょう。
2. リサイクルショップで売る
状態の良いアイテムがあれば、リサイクルショップに売る方法も良いでしょう。ほとんど使っていないブランド品やレアなアイテムであれば、高値が付く可能性もあります。
賢く利用すれば、処分費用がかからないどころか、お小遣いが手に入るため嬉しい処分方法といえるでしょう。ただし、すべてのアイテムを買い取ってもらえるとは限らないので、事前に査定を受けることが肝要です。
3. オークションやフリマサイトで売る
ブランド品や家電、コレクション品などがある場合は、オークションやフリマサイトを活用するのもひとつの手段です。場合によっては、リサイクルショップよりも高く売れる可能性があります。
ただし、アイテムの写真を撮って掲載したり、売れた商品を梱包して発送したりと手間がかかる点は否めません。ある程度、出品作業に慣れている人に向いている方法といえるでしょう。
4. 買取を依頼する
電化製品や高く売れる可能性があるものは、買取を依頼するという手段もあります。専門店のほうが高く買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
例えば、iPhoneであれば、ジャンク品であっても、専門店で買い取ってもらえます。
参考:iPhoneのジャンク品はなぜ売れる?おすすめの売り方、買取相場を解説【買取クイック】
5. 知人に譲る
ほとんど着用していない服や綺麗な食器、家具など状態の良いものがあれば、知人に譲るという手段もあります。SNSなどをうまく活用して、必要としている人がいないかを確認してみましょう。
意外と身近に手を挙げる人が出てくることも少なくありません。譲る人が決まった場合は、綺麗に掃除をしたり洗濯をしたりして、相手に失礼のないように用意することが肝要です。
6. 不用品回収業者に依頼する
処分品が大量にある場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者であれば、自宅まで引き取りにきてくれるほか、分別作業や運び出しをしてくれるケースもあるので大変便利です。
また、中には買取に対応している業者もあり、買取額によっては処分費用と相殺できます。ただし、悪徳業者も存在するため、しっかりと見積もりを取って、不当な請求をされないように注意しましょう。
まとめ
断捨離をする際は、今回ご紹介した注意点を踏まえながら作業することが肝要です。やってはいけない断捨離を行うと、大切なものを失ったり、作業が滞ったりします。
また、断捨離後に再びものが増えないように、物を買う時も注意が必要です。正しい断捨離を行なって、気持ちの良い部屋を手に入れましょう。
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