庭木伐採

竹の伐採方法!自分でやると危険?道具・時期・伐採費用

竹の伐採方法!自分でやると危険?道具・時期・伐採費用

竹は、大きくなるスピードが早く、庭や私有地に生えると伐採に難儀しがちです。今すぐにでも対処したいけれど、伐採方法が分からず手が付けられない方も多いでしょう。

今回は、竹の伐採方法について詳しく解説します。

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竹の特徴と寿命

竹は、イネの仲間で一年中葉を落とさない常緑性の植物です。また、複数年にわたって成長を続ける多年生植物でもあります。

竹の節には「成長点」と呼ばれる細胞分裂が活発な部分があり、それぞれの節ごとに伸びるため全体の成長が早いことが大きな特徴です。

一般的な樹木は成長点が根や茎の先にしかないことからも、竹の成長がいかに早いかイメージできるでしょう。

竹の種類や個体によっても伸びるスピードは異なりますが、中には1日で1m近く伸びるものもあります。竹の寿命は長いもので20年ほどですが、樹木とは異なり年々太くなることはありません。

竹を伐採するときの道具

竹を伐採するときの道具

竹を伐採する際に使う主な道具は以下の通りです。

・作業服
・手袋
・ゴーグル
・ノコギリ
・鉈
・鎌
・虫除けスプレー

樹木を伐採する際、幹に切り込みを入れて倒すなど大掛かりな作業となりますが、細い竹であれば比較的作業がしやすいでしょう。

とはいえ、太い竹は樹木と同様に切り込みを入れたりロープをかけたりして倒すこともあります。

いずれにしても、安全に作業するためには準備が欠かせません。切り落とすための道具はもちろん、体を守るための作業着や手袋、ゴーグルなども装備して作業しましょう。

竹の伐採を自分でやる手順5ステップ

1. 倒す方向を定める

はじめに竹を倒す方向を定めましょう。伐採し終わってから運ぶ方向に向けると後の作業が楽です。

竹は斜面に生息するケースが多いため、その場合は低い方へ向かって倒すとよいでしょう。また、周囲に他の樹木や建物などがないことを確認しておくことも重要です。

2. 足場を整備する

竹が生えている場所によっては、枯葉が落ちて足場が悪くなっているケースがあります。足元に枯れた竹や葉っぱがあると、作業中に滑る可能性があり大変危険です。

伐採する前には、足元にある邪魔なものを取り除いて足場を整備しましょう。動きやすい足場にしておくと、安全性はもちろん作業効率も上がります。

3. 切る位置を定める

竹を切る場合、低い位置に切り株が残ると後々引っかかって怪我をするリスクがあります。そのため、数十cm程度残して切るケースが一般的です。

伐採する前に切る位置を定めておくとスムーズに作業が進むでしょう。ただし、細い竹であれば、根元から伐採しても問題ありません。

4. ノコギリや鎌などで切り倒す

竹の太さに合わせて、ノコギリや鎌・チェーンソーなどで切り倒しましょう。のこぎりを使う場合は、地面と水平に刃を入れて切ることがポイントです。

鎌を使う際は斜め下に向かって切りましょう。道具を持っていないほうの手は竹に添えて、伐採中の竹が倒れないように支える必要があります。

5. 切り株に切り込みを入れる

竹を切り倒したら、切り株の処理をしておきましょう。切り株が残っていると、引っかかって転倒する可能性があるため肝要な作業です。

竹は、腐るまでに時間がかかるので、切り株に切り込みを入れておくことをおすすめします。切り込みを入れると、切り株の腐食が早くなります。

竹の伐採をチェーンソーでやる方法

竹を伐採する際は、ノコギリや鎌ではなくチェーンソーを使う方法もあります。他の道具より早く伐採ができるため、急ぎで対処したいときに役立つ方法です。

ただし、竹は他の樹木と異なり、表面が硬くツルツルしています。そのため、一般的なチェーンソーだと刃が滑る危険性があるため、竹専用のものを選ぶことが肝要です。

また、効率的に伐採できる点はメリットですが、チェーンソーを使った作業に慣れていない人にはおすすめできません。怪我をしないためにも、無理をせずノコギリや鎌を使ったほうがよいでしょう。

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放置竹林・竹藪の伐採や整備方法

長年手入れされていない竹林を「放置竹林」といいます。竹林や竹藪を放置すると、土砂災害の要因となりかねません。

※放置竹林は増加しています

引用:林野庁

そのため、早めに整備することが求められます。放置竹林を整備する際は、地面から1m程度の高さで伐採し、腐らせて土に返す方法がおすすめです。

その際、竹に斧で縦に割れ目を入れておくと、腐敗を早めることができ、虫の発生も抑えられます

しかし、根が残っていれば再び伸びる可能性があるため、悩んでいる方も多いでしょう。

そこで活用できる手段が薬剤散布です。竹の根元に除草剤を撒き、徐々に根が腐敗するのを待ちます。ただし、周囲にも薬剤が浸透する可能性があるため、環境によっては避けたほうが無難です。

竹の伐採が危険な理由

竹は、樹木とは異なり非常に弾力のある植物です。伐採の最中に幹が反り、想定外の方向に跳ね返ることも考えられます。

また、繊維が縦に走っているため、裂けやすい点も注意が必要です。裂けた竹が飛んでくれば、大怪我をする可能性があります。

チェーンソーを使って作業をする場合は、さらに注意しなければなりません。硬い竹の表面を刃が滑れば、思わぬ怪我に繋がるでしょう。

伐採中には細かい繊維のおがくずが飛んでくるため、ゴーグルも欠かせません。

このように、竹は普通の樹木を伐採する際とは異なる危険性があります。竹の性質を理解した上で、慎重に作業することが肝要です。

竹の伐採で1m切りは有効?


地上から1mの高さで竹を切ることを「竹の1m切り」といいます。寒い時期に1m切りをすると、切り口から養分を含んだ水が溢れます。

伐採して1年程度たつと、養分を使い果たした状態になるため、根っこごと手で倒せるようになる手段です。

新たなタケノコが生えてきたら、またある程度成長するのを待ち、1m切りを続けることで、竹林全体に対処できます。薬剤を使わなくても竹林を完全に伐採できるため、大変有効な手段です。

ただし、竹の根っこは強く、1年程度では根絶できません。最低でも5年程度は竹と向き合う必要があり、根気のいる作業です。また、伐採後の竹はすぐに腐らないため、チップにしたり土壌に埋めたりする必要があります。

竹の伐採を行う時期

竹の伐採を行うのに適した時期は、伐採後の竹の活用方法や伐採の目的によって異なります。

まず、竹を製品や材木として活用する場合は、水分が最も少ない11〜3月がおすすめです。しっかりと締まった美しい竹が伐採できます。また、水分が少ない分、重量が軽いため処分後の竹を運ぶのにも適しているでしょう。

竹藪や放置竹林を一掃したい場合は、栄養を使い果たした夏が適しています。竹は、春から夏にかけて成長する植物です。

夏の間に伐採をすませると、竹の勢いを抑えられます。ただし、最も暑い時期に行う作業となるため、十分な熱中症対策が必要です。

竹林の伐採で補助金が出る?

放置竹林は、どこの自治体でも課題となる環境問題のひとつです。そのため、自治体によっては竹の伐採に補助金を出しているケースがあります

例えば、林野庁が交付している「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」もそのひとつです。

竹の伐採や除去、利用に向けた取り組みに対して3カ年計画で最大112,500円の補助が受けられます。

また、愛知県美浜町では、竹林資源の有効活用を目的とした「竹林整備事業補助金」を交付しています。竹林の所有者もしくは所有者と契約を交わした業者が対象となり、最大5万円の費用を受け取ることが可能です。

そのほかにも、竹林伐採や整備を目的とした補助金が各地で交付されています。伐採費用だけでなく、竹をチップにする「竹チッパー」や「炭化装置」の購入費をサポートする補助金もあります。

いずれも、条件が細かく設定されているので、該当するかを確認した上で申請しましょう。

竹の伐採を依頼したときの伐採費用

竹の伐採を業者に依頼した場合の費用は、竹林の面積や状況などによって異なります。例えば、竹が密集していて作業がしにくくなると、金額が高くなるでしょう。また、重機が必要になれば料金が加算される可能性があります。

伐採だけの費用を考えた場合、一般的には100㎡あたり50,000円前後が相場です。ただし、竹は根が残っているといくらでも生えてくるため、抜根作業も欠かせません。

抜根にかかる費用は、100㎡あたり20,000円程度です。

抜根は重機を活用する必要がありますが、状況によっては重機が入れないこともあります。この場合、人力で作業を行わなければならず、費用が嵩む可能性があることを念頭に置いておきましょう。

切った竹の放置は?

竹は腐りにくいため、切った竹をそのまま放置しておくと、通りづらくなり、大変です。

そのため、伐採後の竹は枝を切り落とし、同じ長さにして積んでおきましょう。

自宅の庭などの竹を少量伐採した場合であれば、短く切断し、燃えるごみなどで処分しましょう。

まとめ

竹は涼やかで美しいイメージがありますが、一度生えてくると成長が早く手に負えない植物でもあります。放置すれば、土砂災害の原因にもなりかねないため、早いうちに対処することが肝要です。

自分で伐採することもできますが、場所や状況によっては危険が伴います。安全性を考えると、無理をせず専門家に依頼するのも一つの手段です。

  • この記事を書いた人

TRUSTCORP

株式会社TRUSTCORPは、遺品整理・特殊清掃・不用品回収・ハウスクリーニング・樹木伐採などで長年の実績があります。サービス提供地域は、関西地方・中国地方・四国地方。遺品整理士、事件現場特殊清掃士などのプロが揃っています。

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