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<執筆者>
東京農業大学卒業。農業法人に勤務中。有機農業なども経験。
除草剤は大きく分けて2種類あります。「液状タイプ」と「顆粒タイプ」です。液状タイプは文字通り液体型の除草剤になります。顆粒タイプは粒状の除草剤です。
今回は顆粒タイプの除草剤についておすすめの製品、使い方などを紹介していきます。
目次
顆粒の除草剤の効果とメリット
顆粒の除草剤 | |
メリット | デメリット |
除草効果が長い 広範囲の散布に適している |
効果が出るまで時間がかかる |
顆粒タイプの除草剤の特徴は、除草効果が長いという点です。液状タイプと違い、顆粒タイプは有効成分がゆっくり溶け出すことで雑草を枯らし、新たな雑草の発生を抑制します。
そのため長期間での除草効果があるという点が顆粒タイプの一番の特徴です。
また、広範囲の散布にも適しています。顆粒タイプは液状タイプよりも散布面積が広く、より広範囲に生えている雑草も枯らすことができます。
しかし、散布してから効果が出始めるまでは時間がかかることが多く、即効性に欠けるという点もあるので注意しましょう。
地面が湿っている時に散布することで、有効成分が土中に溶け出しやすいので効果が出やすいです。雨が降った次の日などはおすすめです。実際に散布するときは雨が降った翌日の散布がおすすめです。
顆粒の除草剤の選び方3つ
1.持続期間
顆粒タイプの除草剤は基本的に持続期間が長いです。しかし、製品ごとで持続期間はさまざまです。持続期間が長いものもあれば、短いものもあります。そのため、持続期間で選ぶことで自分に合った除草剤を選びやすくなります。
顆粒タイプの除草剤は、持続効果が長いもので8ヵ月以上です。しかし、中には5ヵ月〜6ヵ月などのように短期間での除草効果しかないものもあります。
このように、顆粒タイプの持続効果は幅広いので、どのくらい除草効果があればいいのか一度考えてから選ぶと選びやすくなるのでおすすめです。
2.生えている雑草の種類
生えている雑草で選ぶ方法もおすすめです。除草剤は、顆粒タイプ液剤タイプに限らず雑草によっては効果が薄いものもあります。これは、除草剤に含まれる「有効成分」による違いです。
雑草は、苦手な成分には反応してすぐに枯れていきます。しかし、そこまで苦手ではない成分には過剰に反応せず、枯れることなくすぐに元気になります。
雑草は種類によってなかなか枯れずに頑固なものもあるため、雑草によって除草剤を選ぶ必要があるのです。
「スギナ」や「竹」などは枯れにくい雑草の代表格です。これらの雑草は、除草剤によっては枯れずに効果が薄いものもあります。特定の雑草を枯らすための有効成分が含まれた除草剤もあるので、雑草によって必要な除草剤を選ぶようにしましょう。
3.価格
価格で判断する方法も、自分に合った除草剤を見つけやすいのでおすすめです。
例えば、家庭菜園やガーデニングなど趣味の範囲で除草剤を使用する場合は、3,000円ほどの除草剤を購入すれば十分な効果が期待できます。
実際に除草剤を使用する場合、どのくらいの量が必要なのか、また予算はいくらなのかを決めると大体の選択肢が絞られてきます。
顆粒・粒剤の除草剤おすすめ最強ランキング10選
顆粒タイプの除草剤でおすすめなものを紹介していきます。顆粒タイプの除草剤を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.フマキラー カダン 除草剤粒タイプ
フマキラーで販売している粒剤タイプの除草剤は、持続効果も長くさまざまな雑草に有効なのでおすすめです。頑固で枯れにくい「ササ」や「スギナ」にも効果があるので家庭菜園やガーデニング以外のシーンでも使用することができます。
この製品は広範囲に散布が可能なので、広い敷地での利用に向いています。
通常粒剤は草丈が高いものだと効き目が薄くなりますが、本製品は30cm以内であれば枯らすことができます。持続効果、雑草を枯らす力ともに強力なので非常におすすめです。
2.住友化学園芸 除草剤 クサノンEX粒剤
住友化学園芸で販売している「クサノンEX粒剤」は、持続効果が長いのが特徴です。最長9ヵ月間雑草を抑制することができます。
一年中使用することができ、効き目も強いことからガーデニングや家庭菜園には強い味方です。片手で散布することができる構造になっているので、簡単に散布することができます。
頑固な「スギナ」と「ササ」にも高い効果を発揮し、幅広い雑草に効果的です。最速3日で枯れ始める即効性にも優れています。
3.住友化学園芸 除草剤 草退治E粒剤
住友化学園芸の草退治E粒剤は、根から有効成分を吸収させることで、葉や茎までしっかりと枯らすことができます。根も枯らすほど強力なため、枯らしたくない植木などの近くでは散布しないようにしてください。
持続効果は最長6ヵ月間で、長期間にわたり除草をすることができます。塀の根本やお墓の根本など、細い隙間から生えてくる雑草に対して非常に有効です。
一年中使用することができるので、時期をずらして散布することで高い除草効果が期待できます。
4.レインボー薬品 除草剤 こっぱみじんW
レインボー薬品の除草剤「こっぱみじんW」は、2つの有効成分が幅広い雑草に対して高い除草効果を発揮します。
パラパラと撒くだけなので、誰でも簡単に散布ができるためおすすめです。持続効果は3〜6ヵ月間と長期間での雑草抑制効果があります。
雑草が生える前と、雑草の生え始めに散布することで、より効果的に除草をすることが可能です。適期での散布で幅広い年代の人が、簡単に除草を行うことができるためおすすめです。
5.レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤
こちらもレインボー薬品で販売している除草剤になります。「ネコソギトップW粒剤」は、草丈が高い雑草にも有効なのでおすすめです。
最大40cmの草丈の雑草も枯らすことができるので、生い茂っている場所でも使用することができます。
頑固な「ササ」や「スギナ」にも効果があるので、さまざまな場所での利用が可能です。小さなすき間から生えている雑草にも、散布することで高い除草効果を発揮します。
6.おてんとさん 除草剤 草無大臣
こちらの製品は、持続効果が4ヵ月ほど、散布面積は約180坪に散布が可能です。お墓や玄関、狭い塀のすき間など、さまざまな場所で活用することが可能です。
有効成分である「ブロマシル」は、植物の光合成を阻害する効果があります。根から吸収されることで、植物が光合成を行えずに枯れてしまいます。
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7.アースガーデン おうちの草コロリ 粒タイプ
アースガーデンで販売している「おうちの草コロリ」は、植物由来の成分で作られています。そのため、子供やペットがいるご家庭でも安心して使用することが可能です。
「おうちの草コロリ」は、環境に与える影響が少ないので扱いやすいためおすすめです。
8.アグロカネショウ 除草剤 カソロン粒剤
アグロカネショウの「カソロン粒剤」も、長期的な除草効果を発揮するのでおすすめです。
生えている雑草を枯らす他にも、土の中にある雑草の種子を発芽させない抑制効果もあります。家庭菜園やガーデニング以外にも、農業の現場でも使用されているため除草効果は非常に高いです。
9.住友化学園芸 除草剤 シバニードアップ粒剤
こちらは住友化学園芸で販売している、芝にも使える除草剤です。
除草効果は約4か月間、しつこいスギナなどにも使用することができます。芝に使える粒剤は多くないので、庭などに芝生があるご家庭にはおすすめです。
10.日産化学 畑作除草剤 トレファノサイド粒剤
こちらは、畑でも使用することができる除草剤です。
「トレファノサイド」は、家庭菜園やガーデニングの他にも、農業の現場でも使用されているものです。高い除草効果と汎用性に優れているのでおすすめです。
業務用の顆粒の除草剤おすすめ3選
業務用でおすすめの顆粒除草剤を紹介します。どれも強力な除草剤ですので、参考にしてみてください。
1.住友化学園芸 除草剤 クサノンEX粒剤
住友化学園芸で販売している「クサノンEX粒剤」は、持続効果が長いので広範囲に散布することが多い業務用としておすすめです。
一度散布すれば、最長9ヵ月間の除草効果があります。一年中使用できるので、さまざまな雑草に対して有効です。
2.住友化学園芸 除草剤 草退治E粒剤
「草退治E粒剤」は、頑固な雑草の根から枯らすことができるので、業務用として非常におすすめです。
狭い隙間から生えている雑草や、スギナなどの頑固な雑草にも高い効果を示します。
3.レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤
レインボー薬品の「ネコソギトップW粒剤」は、草丈が高い雑草にも効果があります。
草丈40cmの雑草でも枯らすことができるので非常に強力です。最長9ヵ月間雑草を抑制することができるため、持続効果も高いです。
コスパ安い顆粒の除草剤おすすめ3選
コスパが良い顆粒タイプの除草剤を紹介していきます。
1.フマキラー カダン 除草剤粒タイプ
フマキラーで販売している「カダン除草剤粒タイプ」は、3kgで約180坪の面積に散布することができます。
価格も手頃に購入できるのでおすすめです。持続効果も最長6か月間となっているので、コスパが良い除草剤となっています。
2.レインボー薬品 除草剤 こっぱみじんW
こちらはレインボー薬品で販売している除草剤「こっぱみじんW」です。
3kgで約180坪散布が可能で、価格は2,000円ほどで購入することができます。安価ですが効果も高く、多くのユーザーから支持されている製品です。
3.おてんとさん 除草剤 草無大臣
こちらの除草剤は、有効成分に光合成を阻害する「ブロマシル」という成分が含まれています。「ブロマシル」が根から吸収されると、植物体全体に行き渡り枯らすことができます。
さまざまな雑草に有効なので、非常におすすめです。価格は2,000円ほどで安価なため、購入しやすい製品になります。
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顆粒の除草剤は危険?
顆粒の除草剤は、そこまで危険ではありません。除草剤には「農薬登録番号」という番号が振られています。
農薬登録番号は、「農薬取締法」と呼ばれる法律で定められた一定の基準を満たしたものに与えられます。
試験では、植物への効果の他にも安全性の検査も行われているため、誤って人体に触れたり飲み込んだりしない限り除草剤自体の危険性はそこまで高くはありません。
しかし、人体にとっては害があるので注意が必要です。例えば、誤って除草剤を飲み込んでしまった場合などは、有効成分が体内で溶け出してしまうので危険です。すぐに病院に連絡して診察を受けるようにしましょう。
実際に顆粒の除草剤を使用するときは、素肌の露出は控えるようにしてマスクなどを着用するようにしましょう。
顆粒の除草剤を使う時期とタイミング!雨の日は?
顆粒の除草剤を使うおすすめの時期は、雑草が小さい頃です。
顆粒タイプの除草剤は、根から有効成分を吸収させるタイプがほとんどなので、雑草が大きすぎると植物体全体に有効成分が行き渡りにくい場合があります。
ですので、時期的には雑草がまだ成長していない小さい頃が散布の丁度いい時期です。
散布をするタイミングは、雨が降った翌日がおすすめです。顆粒タイプの除草剤は、地面が湿っていることで効果が早く現れます。顆粒に含まれている有効成分が、水分に触れることで溶け出して土中に染み込むからです。
顆粒タイプの除草剤を使う時は、雑草が小さい頃の雨が降った翌日が一番効果が出ます。
顆粒の除草剤の撒き方・使い方
顆粒タイプの除草剤を使う時は、しっかりと使用方法を確認しましょう。パッケージに書かれている「使い方」をよく読んでから散布しないと、思いがけないトラブルにつながる可能性もあります。
一般的に顆粒タイプの除草剤は、開封するとすぐに薬剤を散布できるものが多いです。箱型、ボトルタイプ、などさまざまな種類があります。そこまで難しくはありませんので、パッケージに書いてある使い方をよく確認しましょう。
撒き方については、面積当たりの大体の散布量が記載されています。その目安量を参考にしながら、雑草が気になる所を目がけてパラパラと散布しましょう。高い位置で散布すると周囲に飛び散るので、なるべく低い位置で散布するようにします。
顆粒の除草剤が効かないときの対処法
顆粒の除草剤が効かない場合は、まず原因が何だったのかを究明しましょう。天気が影響しているのか、散布量が少なかったのか、草が大きすぎたのか、などの理由が考えられると思います。
そのような場合は、「ただ単に条件が悪かった」ことが原因かもしれません。もう一度同じ除草剤を試してもいいかもしれません。
原因別の対策は以下になります。
原因 | 対策 |
天気の影響 | 雨が降った翌日土が湿っている時を狙う |
散布量 | 適切な散布量で散布する |
草丈が大きい | 草を刈ってから散布する |
除草剤が効かない場合は、このように必ず原因があります。その原因を究明して、もう一度散布してみましょう。それでも除草剤が効かない場合は、草に耐性があるかもしれません。他の除草剤を検討してみましょう。
まとめ
顆粒タイプの除草剤は、持続効果が長いことが大きな特徴です。販売されている顆粒タイプの除草剤には多くの種類があり、どれを買うべきなのかイマイチはっきりと判断できません。
顆粒タイプの除草剤を選ぶときは、「持続期間」「生えている雑草」「価格」の3つの観点から選ぶようにしましょう。
特におすすめな顆粒タイプの除草剤についていくつかご紹介しましたが、自分に合った除草剤はどんなものなのか、しっかり考えて購入することが大切です。