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<執筆者>
東京農業大学卒業。農業法人に勤務中。有機農業なども経験。
家庭菜園や農業をしていると、草むらの中にカメムシが潜んでいるのを多く見かけます。カメムシが洗濯物に付いているのを見つけ、気持ち悪いと感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
今回は、そんなカメムシの特徴や効果的な殺虫剤、忌避剤の選び方を紹介します。
目次
カメムシの特徴
カメムシの特徴は、大きく分けると2つあります。
1つ目は、カメムシは「食植性」であるということです。カメムシの多くは、尖った口先で植物体に刺し込み養分を吸収します。
カメムシが刺し込んだ植物の葉や茎は、変色して見栄えが悪くなります。特に、稲や果物などを栽培している農業の現場では被害が多いです。
2つ目の特徴は「悪臭を放つ」ということです。カメムシは、外敵から身を守るために体内から悪臭を放ちます。
腹部にある器官から悪臭成分を出すことで、天敵から身を守るのです。刺激をすると悪臭を放つので、気を付ける必要があります。
カメムシの殺虫剤・忌避剤の選び方
効果的にカメムシを駆除するためには、カメムシの発生状況をしっかりと把握することが重要です。カメムシに効く殺虫剤・忌避剤には、いくつか種類があります。
種類 | 特徴 |
燻煙タイプ | 広範囲で大量発生している場合は、「燻煙タイプ」がおすすめです。狭い隙間などの細かな部分にも有効成分が行き届くので、すき間に入り込んだカメムシも逃しません。 |
スプレータイプ | 一箇所で大量に発生している場合は、スプレータイプのものを利用しましょう。スプレータイプは、有効成分を直接カメムシにかけやすいため非常に有効です。 |
置き型タイプ | カメムシの侵入を未然に防ぎたい場合は、「置き型タイプ」の忌避剤を使用すると予防効果があります。カメムシが苦手な有効成分が濃縮されており、長期間で予防したい時にも効果的です。 |
最強のカメムシ殺虫剤・忌避剤おすすめ人気ランキング15選
1.ムシクリン カメムシ用エアゾール
イカリ消毒株式会社で販売しているムシクリンカメムシ用殺虫剤は、多くの人から人気の高い商品です。カメムシに直接吹きかけることで即効性の高い効果を発揮します。
また、窓際や玄関などに吹きかけておくことで、カメムシの侵入を防ぐ予防効果も抜群です。ユーザーからの評価も高く、多くの方から支持されているおすすめ商品です。
2.アース カメムシコロリ
カメムシに対して即効性の高い効果を発揮し、洗濯物や布団にも安心して使用することができるのがこちらの製品です。
殺虫剤成分を使用していないため、室内での使用も心配いりません。この製品には凍結効果もあるため、カメムシの特徴的な嫌な臭いも防ぐことができます。
速乾性が高いので、洗濯物などに付着しているカメムシを駆除したい時などにもおすすめです。
3.フマキラー 凍殺ジェット
凍結することでカメムシを駆除することができるスプレー式の製品です。殺虫剤を含んでいないため、お子様がいる家庭でも安心して使用することができます。
噴霧時の温度は-85度なので、瞬間的にカメムシをノックダウンします。使用後のニオイやベタつきも残らないので室内での使用も安心です。
4.カメムシ退治プラス忌避防除剤
カメムシへ吹きかけると即効的な効き目があるため非常に有効です。ユーザーからの口コミも良く、カメムシに対して高い駆除・忌避効果を発揮します。
一回の噴霧量が他の製品と比べて多いため効果が高いです。室内や窓際、玄関などに部分的に噴霧するとカメムシの侵入予防もすることができます。
5.カメムシキンチョール 駆除 忌避におい対策スプレー
カメムシの特徴である「悪臭対策」もすることができる殺虫スプレーです。
他の製品では、カメムシに有効成分を吹きかけるとカメムシの防衛本能で周囲に悪臭が漂いますが、この製品は悪臭を防ぐことができます。
ハーモナイズド(調和)香料を配合しており、カメムシの特徴でもある嫌なにおいを防ぐことができるので、室内で使用する場合などにもおすすめです。
6.カメムシよけ 吊るせるゲルタイプ
カメムシが嫌う成分を配合して作られた、ジェルタイプの忌避剤です。置く、吊るすの2つの使い方ができます。
常温の場合だと2ヶ月間効力があり、交換は必要ありません。窓際に置いておくだけで、カメムシの侵入をブロックすることができます。
7.カメムシブロック
カメムシが出没しやすい場所にスプレーをするだけで、簡単に侵入を防ぐことができる製品です。この製品は優れた残効性を持っているため、2ヶ月効果が持続します。
本製品をスプレーした場所にカメムシが侵入すると、数十分後には身動きできなくなります。
8.クワマンFACTORY カメムシよけ
クワマンFACTORYで販売しているカメムシよけは、置くだけでカメムシの侵入を防ぐことができる製品です。
有効成分にはハッカ油、ヒバ油、柑橘エキスなどの自然由来のものが主に使われています。値段も2,000円ほどなので、買い求めやすくおすすめです。
9.アップリード さらば!!カメムシッ
アップリードが販売しているこの製品は、吊るしておくだけでカメムシの侵入を防ぐことができます。
無香料なので、物干し竿などの近くに吊るして使っても気になりません。効果期間は60日間と長いため、長期での防除にも向いています。
10.カメムシちゃんアウト
カメムシちゃんアウトは、危険な殺虫剤成分を含んでいません。そのため、ペットや子供がいる家庭でも安心して使うことができます。
カメムシの苦手なハッカの香りが強いため、自然由来の成分でカメムシを撃退することが可能です。
11.虫こないアース
アース製薬で販売しているこちらの製品は、網戸や玄関灯に散布するだけでカメムシに対して忌避効果を発揮します。
ワイドに広がるスプレータイプで、大きな窓でも散布が簡単です。効果は4ヶ月持続するので、長期的な駆除が可能です。
12.ストップ! カメムシ!
吊るすだけでカメムシを寄せ付けない忌避剤です。吊るすタイプなので、物干し竿や家の玄関などに使用しやすく、洗濯物への付着や室内への侵入を防ぐことができます。
特殊マイクロカプセルコーティングが施されており、有効期間も60日と長く効きます。
13.カメムシ忌避剤C.TLC
カメムシの苦手な植物由来の成分が、特殊なマイクロカプセルでコーティングされていて効果が持続します。
ヨモギや唐辛子などの抽出液がカプセルの中に凝縮されており、カメムシを寄せ付けません。
14.フマキラー お部屋の虫キラー
空間にスプレーするだけでカメムシの侵入を防ぐことができます。
即効成分と致死成分をダブルで配合しており、部屋の隅にいるカメムシも駆除することが可能です。カメムシ以外にも多くの害虫に有効なので、虫が多く発生する春や秋には非常に便利です。
15.カメムシ二ゲール
吊り下げるだけでカメムシへの忌避効果を発揮します。効果期間は3ヶ月と非常に長いため、長期での予防に向いています。
植物成分が主成分なので、ペットや子供がいる家庭でも安心して使うことが可能です。
室内・屋内のカメムシに効く殺虫剤おすすめ3選
室内や屋内でもカメムシは侵入してきます。子供やペットがいる場合もありますが、そんな時どんな殺虫剤を使えばいいのでしょうか。おすすめ商品をご紹介していきます。
1.フマキラー凍殺ジェット
フマキラーが販売している凍殺ジェットは、殺虫成分を含んでいないため室内や屋内でも安心して使用することができます。
−85℃で凍らせてカメムシを駆除することができるため、嫌なニオイも気になりません。
2.クワマンFACTORY カメムシよけ
カメムシよけは、カメムシの嫌いな成分を凝縮させた忌避剤です。天然素材の成分にこだわって開発されたため、ヒバ油やハッカ油などの複数の成分をブレンドして作られています。
子供やペットがいる室内でも、安心してカメムシを駆除することができるのでおすすめです。
3.フマキラー お部屋の虫キラー
空間にスプレーするだけでカメムシを駆除できる商品です。この商品は部屋の隅に潜んでいるカメムシにも有効なので、物影が多い部屋でも非常に便利です。
使用する際は子供やペットを別の部屋へ移動させてから行うようにしてください。
カメムシを寄せ付けないスプレー3選
カメムシに対して忌避効果があるスプレーを紹介します。
1.ムシクリン カメムシ用エアゾール
カメムシが苦手とする有効成分がバランス良く含まれており、外壁や窓際などに吹きかけることで忌避効果があります。
直接吹きかけることで駆除することもできるので、業務用としてプロにもおすすめな商品です。
2.カメムシキンチョール 駆除 忌避におい対策スプレー
カメムシに対して即効的な効果がある殺虫忌避剤です。
直接吹きかけることで殺虫駆除することも可能ですが、カメムシが侵入してきそうな所に吹きかけておくと侵入を予防することもできます。
3.カメムシアタッカーEX
カメムシアタッカーEXは、約4ヵ月忌避効果が持続するのが特徴です。
外壁や換気口、網戸のすき間などに散布することで高い忌避効果を発揮します。直接吹きかけることで即効的にカメムシを駆除することができるためおすすめです。
カメムシの殺虫剤としてゴキジェットは使える?
ゴキブリ駆除の際に使われるゴキジェットはカメムシにも有効です。ゴキブリ専用の製品ですが、カメムシに直接吹きかけることで駆除することができます。
しかし、あくまでもゴキブリ専用の製品なので、即効的な効果は薄いという口コミも多数あります。
カメムシは腹部に臭腺を持っており、そこへスプレーすることで効果的に駆除することが可能です。
カメムシの背面からスプレーすることでも効果がありますが、より効果的に駆除したい場合は、腹部を狙って散布するといいでしょう。
カメムシの殺虫剤はどこで売ってる?
カメムシの殺虫剤はネット販売が多いです。ホームセンターなどでも販売されていますが、カメムシ用の殺虫剤は種類が少ない場合が多いです。
ネットだとさまざまな種類の殺虫剤が販売されているため、選択肢も広がります。
アマゾンやモノタロウ、楽天市場では、数多くのカメムシ用殺虫剤が販売されており、ホームセンターなどの店頭で購入するよりも柔軟に選べるのでおすすめです。
ホームセンターでは、カメムシ専用の殺虫剤は販売していないことが多いです。ですが、害虫全般に効く殺虫剤は多く販売しているため、緊急の場合はホームセンターで販売されている商品で代用するのもいいでしょう。
カメムシの殺虫剤の成分
カメムシの殺虫剤には、さまざまな有効成分が含まれています。中でも「ジノテフラン」は代表的な成分の一つです。
カメムシにジノテフランを含む殺虫剤を吹きかけると、時間が経つと死んでしまいます。ジノテフランは主に農業の現場で多く使用されており、作物を保護するための農薬にも使われてきました。
このように、水田の害虫防除の際もジノテフランは使われています。ジノテフランは、カメムシの吸汁阻害効果もあるので、農業の現場でも重宝されているのです。
他にも、ピレトリンという除虫菊からの抽出成分もあります。ピレトリンは自然由来の成分なので、室内での使用などに向いています。子供やペットがいる家庭でも、安心して利用できる成分です。
カメムシの殺虫剤・忌避剤の効果
カメムシの殺虫剤・忌避剤を使用すると、カメムシが発生しづらくなります。カメムシの寿命は一年半ほどで、害虫の中でも寿命が長いです。
カメムシは6月から8月頃にかけて産卵を行い、夏頃に大量発生します。卵は1週間から2週間ほどで孵化し、1ヶ月ほどで成虫へと成長するのです。
気温が低くなる冬になると、木の隙間や物陰に身を潜めて越冬します。そして、温かくなる春頃になると再び活動し始めるのです。
このように、カメムシは他の害虫よりも繁殖能力が非常に高いため、殺虫剤・忌避剤を使うことでカメムシの強い繁殖力を抑えることができます。より効果的に駆除するためには、忌避剤と殺虫剤を併用するとカメムシの発生を防ぐことができるのでおすすめです。
カメムシの殺虫剤が効かないときの理由
カメムシは体の表面が硬い皮膚で覆われています。そのため、カメムシは殺虫剤が効きにくいのです。
カメムシが身の危険を感じた時に出すあの嫌な匂いは、外敵から身を守る時に出します。カメムシ特有の臭い匂いは、外敵にとって有害ですが、カメムシ自身にも有害です。
自分の匂いで気絶してしまうカメムシもいるほど臭いが強烈なので、カメムシ自身の体は硬く覆われているのです。
そのような理由から体の表面が硬いため、カメムシには殺虫剤が効きにくいのです。
カメムシが殺虫剤で死なないときの対策3個
カメムシは殺虫剤が効きにくいという特徴があります。では、殺虫剤が効かない場合の対策はどんなものがあるのでしょうか。今回は3つの方法を紹介します。
1.凍結スプレー
殺虫剤の効果が薄い場合は、凍結スプレーが有効です。カメムシは変温動物なので、温度が下がると動きが鈍くなります。
そのため、凍結スプレーをカメムシに直接吹きかけることで駆除しやすくなるのです。動きが鈍くなったら、ティッシュなどでそっと包んで駆除しましょう。
凍結スプレーを利用するメリットは、カメムシを触ると臭うあの嫌な臭いがしないということです。
カメムシは殺虫剤をかけられると、身の危険を感じて悪臭を発します。しかし、凍結スプレーの場合は、体から悪臭を発する前に凍結して反応が鈍くなるため悪臭を出しません。
2.逃がす
カメムシを刺激すると嫌な臭いを発するため、優しく駆除することが大切です。殺虫剤が効かない場合は、ティッシュなどで優しく包んで外に逃がしてあげましょう。
直接ティッシュでつかむと、刺激を与えてしまい臭いを出すので、ティッシュの上にカメムシが乗ったらそのまま優しく外に出してあげると刺激をせずに逃がすことができます。
また、ガムテープなどでも刺激をせずに捕まえることができます。カメムシの背後からガムテープでそっと触れると、刺激を与えずにカメムシを捕まえることができるのでおすすめです。
3.忌避剤で寄せ付けない
カメムシが殺虫剤で死なない場合は、忌避剤を利用する方法もおすすめです。忌避剤にはカメムシを遠ざけるための成分が含まれているため、カメムシの被害を減らすことができます。
殺虫剤はカメムシを駆除するために有効ですが、忌避剤はそもそもカメムシを寄せ付けないためのものなので、カメムシの発生を抑制することができるのです。
殺虫剤が効きにくいカメムシを、根本的に寄せ付けないという方法も殺虫剤が効きにくいカメムシの対策では非常に有効です。
まとめ
カメムシは、刺激すると嫌な臭いを発する「不快害虫」です。他にも、稲をはじめとする農作物を吸汁して見栄えを悪くするなどの被害をもたらします。そのため、殺虫剤や忌避剤を上手に使って駆除することがとても大切です。
今回ご紹介した殺虫剤や忌避剤はユーザーの方々からも人気の商品ばかりですので、ぜひ検討してください。