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クマバチの巣の特徴8個と駆除方法!構造や場所・巣作り時期

クマバチは、体が大きく真っ黒な見た目から怖い印象を持つ人も多いでしょう。実は、温厚な性質で、人を攻撃することはほとんどありません。しかし、家の周りに営巣されてしまうと、あまりいい気分はしないものです。

今回は、クマバチの巣がどんな特徴を持っているのかを解説するとともに、巣作りの時期や駆除方法を解説します。

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クマバチの生態


クマバチは、体のサイズからは想像しづらいですが、実はミツバチと同じ「ハナバチ」の仲間です。スズメバチやアシナガバチのように攻撃をすることはなく、実は非常におとなしい性格をしています。しかし、羽音が大きいので、近くに来ると驚く人も少なくありません。

体のサイズは、ミツバチの2倍近くあり、2〜2.5cm程度で、初めて見る人は怖い感じがするでしょう。

よく見ると、丸い体系でも黄色い毛がモフモフ生えているので、可愛いハチでもあります。また、花の周りを飛び交っているクマバチのほとんどはオスで、毒針を持っていません。

ただし、メスには毒針があるので、万が一刺されてしまうと、最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こすので注意しましょう。

クマバチの巣の形や構造

ハチの巣といえば、軒下や枝などにぶら下がるタイプのものを想像する人が多いでしょう。例えば、スズメバチは、自分の唾液と木材を噛み砕いたものを混ぜ合わせて、ハニカム構造の巣を作ります。

一方、クマバチはこうしたハチの巣とは異なり、木材を活用して巣作りをするのが特徴です。もともとある木材に穴を開け、その中で暮らすため、場合によっては木造住宅を営巣の場所にするケースも考えられます。

クマバチの巣は、一円玉サイズの小さな穴なので、一見すると木材の節と見間違うこともあるでしょう。

クマバチの巣の特徴8個


・木材に穴を開けて作る
・2cm程度の小さな穴
・何世代にも渡って使用することもある
・竹筒などの穴を使用することもある
・単独で暮らす
・近くに複数の穴を開けることもある
・柔らかい材質の木を好む
・一部屋ずつ仕切られている

クマバチは、他のハチと異なり、柔らかい材質の木材に穴を開けて暮らします。基本的に単独行動をしているため、巣穴の直径はクマバチが一匹入れる程度のサイズしかありません。

また、巣の中は一部屋ずつ仕切られており、メスは、個室ごとに卵を産んで育てます。つまり、穴の入り口は2cm程度の大きさですが、その奥は広く、30〜40cm程度もあり、ずらりと卵の部屋が並んでいる形になっているのが特徴です。

多くのハチは、前年使用した巣を使うことはありませんが、クマバチは同じ巣を引き続き使うことがよくあります。

何年も利用している巣は、奥深くに伸びている可能性があり、万が一、家の柱などに営巣されると、強度が落ちるというリスクが考えられるほどです。

クマバチの巣は何匹いる?

クマバチは、基本的にメスが一匹で子育てをしているため、巣の中で暮らしている個体も、卵を除くと一匹だけです。

スズメバチやアシナガバチは、女王蜂と働き蜂で卵を育てるため、多い時では何百もの個体が巣の中に暮らしており、大きく異なります。

クマバチが卵を産み付ける部屋は、すべて個室になっており、一度に産む数は10個程度と言われています。

七月ごろには成虫へと育ち、翌年の春まで母であるメスのクマバチと一緒に暮らすのが特徴です。ほとんどのクマバチが、成虫になった後も翌年の春まで外に出ることはありません。

クマバチが巣を作る場所は?軒先は?


クマバチは、その性質上柔らかい材木を好みます。例えば、枯れた木材や竹などは、クマバチにとって最適な住処となるでしょう。また、建物の柱や垂木などもクマバチが巣を作りやすい場所の1つです。

軒先でも、クマバチにとって穴を開けやすい素材であれば、巣を作る可能性があるでしょう。しかも、一度使った穴を何世代にも渡って使う習性があるので、長年使われた穴はスカスカになってしまいます。

そのため、建物の柱や垂木に巣を作っている場合は、建物の強度に影響するため注意が必要です。

その他、箒の先や物干し竿に使っている竹など、すでに穴が空いている素材があれば、穴を開ける手間がかからないため、クマバチが巣として利用する可能性があります。

クマバチの巣作りの時期


クマバチの寿命は一年で、4月が繁殖時期です。前年生まれて成虫になったクマバチが、春になると交尾をし、卵を産む場所を探し始めます。

そのため、巣作りが盛んになるのは、5〜7月頃でしょう。5月ごろに、クマバチが木材の周りを飛び回っていたら巣作りを始めた合図です。

最も巣作りに適した場所を探す行動であり、良い場所を見つけたら穴を開け始めます。

巣ができたら、子育てを始め、7月〜10月にかけて成虫へと成長するのが特徴です。卵は、成虫になった後も、そのまま巣の中で生活を続け、親バチから餌をもらって過ごします。

そして、冬の間は、親バチも巣の中で冬眠し、春を迎えるのです。春になると、成虫になったクマバチはそれぞれ巣穴を探して飛び立ち、親バチは死を迎えます。

クマバチの巣穴を塞ぐのは?

クマバチは、過去に別のクマバチが暮らしていた巣穴を利用して暮らすことがよくあります。そのため、事前に巣穴を塞いでおくと、翌年以降クマバチが住み着くことを防げるでしょう。

巣穴を塞がずに放っておくと、再びクマバチが住み着き、さらには穴が深くなる可能性もあります。

建物に空いた穴だった場合、長年クマバチが利用すると、建物自体の強度が弱くなるため注意が必要です。

巣穴を塞ぐためには、ホームセンターなどで手軽に購入できる木工用パテを使います。気になる巣穴に、パテを埋め込んで再度住み着くのを予防しましょう。

クマバチの巣の駆除方法

いくら温厚なクマバチでも、巣の駆除をするために近づけば攻撃してくる可能性があります。特に、メスは毒針を持っているため、事前の準備が欠かせません。

防護服があれば完璧ですが、なければ長袖、長ズボンの作業服を着用しましょう。できるだけ厚手のタイプを選んだ方が、しっかりとガードできます。

クマバチの巣を駆除するのは、ハチが巣に帰って休んでいる夜間に行うのがベストです。昼間のうちに、巣の場所をチェックしておき、日が落ちてから近づきましょう。

殺虫剤を構えて、クマバチが出てきたら噴射して退治します。大群で暮らしているわけではないので、焦らず慎重に退治するように心がけましょう。クマバチをすべて退治したら、細い棒で死骸をかき出し、巣穴を木工用パテで塞ぎます。

まとめ

スズメバチやアシナガバチと比べて、可愛らしく温厚なクマバチですが、自宅に巣を作られると強度が弱くなる可能性があるため注意が必要です。

クマバチの巣を見かけたら、再度利用されないように、しっかりと駆除して穴を塞ぐように心がけましょう。

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TRUSTCORP

株式会社TRUSTCORPは、遺品整理・特殊清掃・不用品回収・ハウスクリーニング・樹木伐採などで長年の実績があります。サービス提供地域は、関西地方・中国地方・四国地方。遺品整理士、事件現場特殊清掃士などのプロが揃っています。

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