なかなか部屋の片付けができなくて悩んでいる方は多いでしょう。実は、こうした状態は「片付けられない症候群」の可能性があります。
今回は、片付けられない症候群になる原因を解説するとともに、片付けるコツを紹介します。
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目次
片付けられない症候群とは?
片付けられない症候群とは、発達障害における注意欠陥発達障害の症状です。集中力が長く続かなかったり、衝動的に動いてしまったりと、自分自身をコントロールしづらくなる特徴があります。
部屋が散らかる要因として、仕事や育児、介護などの忙しさにより時間的に余裕がない場合や面倒くさがりな性格などがありますが、掃除する気すら起こらないような状態は「片付けられない症候群」の可能性があります。
誰でも、集中力が欠けたり、目の前の状況に捉われたりすることはありますが、あまりにも頻繁にこうした状態になる人の部屋が汚い場合は、片付けられない症候群の疑いがあるでしょう。
片付けられない症候群になる原因8個
1. ADHD(注意欠陥多動性障害)
片付けられない症候群の最も多い原因のひとつです。
独自の判断基準を持ちがちなので、他人から見れば汚れた状態でも、自分では片付けている気になっていることがあります。
2. 自閉症スペクトラム
対人関係を苦手とし、強いこだわりを持つ特徴がある発達障害です。
一定の物事に執着するため、捨てられない状況になり、結果的に片付けられない症候群になる可能性があります。
3. OCD(強迫性障害)
非常に強い不安感を持ちやすい障害のひとつです。例えば、家の中に物が溢れていないと安心できないというケースも多々あります。
そのため、片付けられない症候群になってしまい、家が物で溢れ返った状態に陥りがちです。
4. うつ病
気分がひどく落ち込み、何に対してもやる気が出ない精神的な病気です。無気力状態が続くと、片付けをする気になれず部屋が散らかってしまいます。
「心の風邪」とも言われ、初期の段階では気づかないことも少なくありません。
5. 双極性障害
うつ病とよく似た状態ですが、双極性障害の場合は極端に元気な時と落ち込む時との差が激しい点が特徴です。
なんでもできるように感じる躁状態になると、必要以上に片付けたり、勢いで大切なものを捨てたりすることもあります。
6. 統合失調症
頭の中にある考えや気持ちがうまくまとめられなくなる状態です。幻覚や幻聴に悩まされることもあり、片付けに限らず日常生活に支障をきたす可能性があります。
ただし、片付け症候群は、統合失調症の症状の一つではありますが、全ての人に該当するわけではありません。
7. セルフネグレクト
強い悲しみやストレスなど、何らかの状況が引き金となり、自分自身を健全な状態に保てなくなった状態です。
何をするにもやる気が出ない状況に陥るため、片付けにも手がつけられません。高齢者に多く見られる症状ですが、年齢問わず発症する可能性があります。
8. 溜め込み症
買い物袋や空き缶、ペットボトルなど、多くの人にとって無価値に感じられるものを溜め込んでしまう症状です。
また、手放すことに対して強い恐怖を感じるケースが多いため、部屋はゴミでいっぱいになります。
片付けられない症候群の診断チェックリスト
片付けられない症候群かどうかを確認するために次の診断チェックリストを確認してみてください。
(1)全てに対してやる気がない
(2)楽しいと感じない
(3)集中力が乏しい
(4)ミスが増えた
(5)眠れない
(6)丸一日起き上がれない
(7)食欲が湧かない
(8)頭の中がスッキリしない
(9)優先順位をつけて作業をすることが苦手
(10)ものを手放すことが怖い
片付けられない理由として、単純に忙しくて疲れているケースや時間がないなどが挙げられます。これらの理由であれば、状況が変化すると片付けられる可能性が高いでしょう
しかし、ただ片付けられないだけでなく、上記項目のような症状がある場合は、片付け症候群が疑われるため要注意です。
普段の生活を振り返ってみて、当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。気になる項目がある方は、早めに専門医に診てもらうことをおすすめします。放っておくと、症状が悪くなり完治までに時間がかかる恐れがあります。
片付けられない症候群の写真事例14個
ゴミ屋敷になってしまった家の写真事例を紹介します。
部屋を綺麗に片付けるコツと対策5個
1. 捨てる際のルールを決める
物が捨てられない時は「1年以上使っていないものは捨てる」「収納からはみ出したものは捨てる」といったルールを決めると手放しやすくなります。
ルールを設けることで、「捨てる理由」が発生するためです。特に、物に執着しがちなタイプの人は、ルール自体にこだわりを持つようになります。
そのため、ルールを遵守しやすくなり、片付けられない症候群を脱することができるでしょう。
2. 収納グッズを新たに足さない
物が溢れてしまうと、収納が足りない気分なり収納グッズを買い足したくなります。しかし、収納グッズ自体が増えてしまえば、他のものと同様に「捨てられないもの」に入ってしまうため要注意です。
片付けをする際は、新たに買い足すのではなく「減らすこと」に注目しましょう。収納に収まらないものを捨てると、ゆとりができて片付けが進みます。
3. エリアを決めて片付ける
一度に家全体を片付けようとすると、途中で挫折する可能性があります。片付けを継続することは、エリアを決めて少しずつ作業することです。
例えば、引き出しの中身やキッチンスペースなど、小さなエリアから始めてみましょう。一つずつエリアが綺麗になると、だんだんと勢いがついて、気がつけば広い範囲の片付けにつながります。
4. 時間を決めて片付ける
「1日5分」「毎週金曜日の午前中」など、片付ける時間を決める方法もおすすめです。このとき、苦にならない程度の短い時間を設定しましょう。
継続することでルーティン化し、気がつけば片付けをしないことに違和感を感じ始めます。毎日の歯磨きや顔を洗う習慣と同様に、片付けを癖付ける作戦です。
5. 片付け業者に依頼する
どうしても自分で片付けができない時は、プロの手を借りるのもひとつの方法です。片付け業者は、不要になったものの回収から部屋の掃除まで全般的にサポートしてくれます。
一人では太刀打ちできなかった状況でも、一気に片付けることが可能です。一度綺麗な状態を経験すると、汚れることが嫌になり片付ける習慣がつく可能性があるでしょう。
片付け業者に依頼するメリット3個
1. 片付けに関する全行程を依頼できる
片付け業者は、必要なものとそうでないものの仕分けから、処分、掃除まで片付けに関する工程を全て請け負ってくれます。
物が溢れすぎて、どこから手をつけたら良いか迷っていた方でも安心です。
2. 重たい家具や家電などの片付けも可能
冷蔵庫やタンスなど、重い家具・家電がうごかせなくて掃除を諦めている方も多いでしょう。
片付け業者であれば、家具や家電の移動にも対応しています。力の弱い女性や高齢者にもおすすめのサービスです。
3. 依頼した日に片付けてもらえることもある
片付け業者に依頼する際は、依頼者の都合に合わせて作業日程を決められるケースが一般的です。
業者によっては、依頼したその日に片付けをしてくれるケースがあります。すぐにでも部屋を片付けたいという方でも利用しやすいでしょう。
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まとめ
部屋が片付けられないという悩みはよくあるものですが、その理由はさまざまです。状態によっては「片づけられない症候群」の可能性もあるため、気になる場合は放置せず病院にいきましょう。