食器棚の処分方法9個！粗大ゴミ料金・費用無料？運べない

食器棚が古くなって処分を検討しているけれど、サイズが大きく困っている方は多いでしょう。滅多に処分するものでもないため、処分方法に迷うのも仕方がありません。

今回は、食器棚の処分方法を詳しく紹介します。

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食器棚のゴミの分別は？粗大ゴミ？

自治体によって区分は異なるものの、基本的に食器棚は粗大ゴミに分類されます。ただし、サイズが30cm以下の小さな食器棚であれば、一般ゴミに該当するケースが多いでしょう。

また、大きなサイズでも解体して30cm以下にできれば一般ゴミとして処分できます。

一方で、サイズが200cm以上の大きな食器棚は粗大ゴミでも回収されない可能性があるため、事前に自治体に確認することが大切です。

自治体別の粗大ゴミ料金

自治体別の食器棚の処分方法や料金について紹介します。

◯東京都港区
箱物家具（食器棚など）として粗大ごみで処分。高さと幅の合計135cm以下：400円、高さと幅の合計180cm以下：800円、高さと幅の合計270cm以下：1200円、高さと幅の合計360cm未満：2000円、高さと幅の合計360cm以上：2800円

◯神奈川県横浜市
粗大ごみとして処分。食器棚（最も長い辺が1m未満）：1,000円、食器棚（最も長い辺が1m以上）：1,500円。

◯大阪府大阪市
粗大ごみとして処分。食器棚（幅・奥行・高さの合計が2m未満）：400円、食器棚（幅・奥行・高さの合計が2m以上2.5m未満）：700円、食器棚（幅・奥行・高さの合計が2.5m以上）：1,000円

◯宮城県仙台市
粗大ごみとして処分。食器棚（幅・奥行・高さの合計が2.5m未満）：800円、食器棚（幅・奥行・高さの合計が2.5m以上）：1600円

いらなくなった食器棚の処分方法・捨て方9個

1. 粗大ゴミに出す

多くの自治体では、一辺の長さが30cmを超えるアイテムは粗大ゴミとして分類すると定めています。食器棚も粗大ゴミに該当するケースがほとんどです。

粗大ゴミは、比較的気軽に処分できる方法ですが、粗大ゴミ処理券の購入に費用がかかるため事前に確認する必要があります。また、一般ゴミと比べて回収日が少ないため、急いで処分する際には不向きでしょう。

2. 解体して一般ゴミに出す

粗大ゴミを解体できるなら、一般ゴミに出す方法がおすすめです。多くの自治体で、一辺の長さが30cm以下のものは一般ゴミに該当します。

費用をかけずに食器棚を処分したい方におすすめの方法ですが、解体しなければ一般ゴミに分類されません。解体作業は電動ドライバーやのこぎりなどの工具を使う必要があるため、十分注意して作業することが大切です。

3. 自治体の処理施設に持ち込む

粗大ゴミの収集日が待てないという方は、自治体が指定する処理施設に持ち込むのもひとつの手段です。

食器棚はサイズが大きいため普通車では運搬が困難です。そのため、自治体の処理施設に持ち込む際は、食器棚を載せられる車両を用意しなければいけません。また、重量があるので複数人で作業する必要が出てくる可能性もあります。

4. リサイクルショップに買い取ってもらう

食器棚の状態が良い場合は、リサイクルショップに買い取ってもらうのもおすすめです。食器棚のサイズによっては高額になり、中古でも売れる可能性があるでしょう。

リサイクルショップの買取条件によっては、高値で買い取ってもらえる可能性がありますが、全ての店舗で買取対象になるとは限らないため注意が必要です。

また、基本的に自己搬入の必要があるので、車両を用意しなければいけません。

5. 家具販売店に引き取ってもらう

家具販売店によっては不要になった家具の引き取りに対応しているケースがあります。

家具販売店で不要になった食器棚を引き取ってもらう場合は、基本的に新しい食器棚を購入する必要があります。

また、すべての家具販売店で引き取りに対応しているとは限らないため、事前に確認することが大切です。

6. フリマアプリやオークションサイトに出品する

引越しシーズンや入学シーズンなどであれば、フリマアプリやオークションサイトに出品するのもよいでしょう。タイミング次第では、必要とする人が多数閲覧してくれる可能性があり、高値で取引されるケースも少なくありません。

フリマアプリやオークションサイトで売る場合、状態が悪いと売れません。状態が良くても、他に出品者が多ければ売れない可能性があります。

また、売れた場合には自分で梱包をして配送作業をしなければいけません。このように手間がかかる点に注意して出品する必要があります。

7. 知人に譲る

周囲に食器棚を必要としている人がいれば、譲ってあげるのもよいでしょう

いくら知人とはいえ、譲る場合は状態が良い食器棚でなければいけません。破損したりひどく汚れていたりすれば、相手に悪い印象を与えるため注意しましょう。

また、引渡しは自分たちでする必要があるので、運搬車両や人手を用意することも肝要です。

8. 引越し業者に引き取りを依頼する

引越しのタイミングで食器棚を処分する場合は、引越し業者に依頼する手段もあります。

引越し業者が食器棚を含む不用品の引き取りに対応するのは、基本的に引越しのタイミングのみです。引越しをしない場合に、引き取りだけを依頼することはできません。

また、業者によっては別途費用がかかるケースがあるので、事前に確認しましょう。

9. 不用品回収業者に引き取りを依頼する

いますぐに食器棚を処分したいのなら、不用品回収業者に引き取りを依頼するとよいでしょう。また、食器棚以外のゴミも合わせて処分する際にも向いています。

多くの不用品回収業者で、依頼した当日に引き取り作業をしてくれるため、急ぎの方におすすめの処分方法です。

ただし、費用がかかる他、業者によっては不当な料金を請求してくることもあります。安心して処分を依頼するためには、事前にリサーチをして良心的な業者を選ぶようにしましょう。

食器棚の処分費用相場

食器棚を処分するにあたって、気になるポイントのひとつが費用相場です。できるだけ費用を抑えたい場合は、自治体の回収サービスを利用することをおすすめします。

自治体によって費用は異なりますが、粗大ゴミの相場は数百円から2,500円程度です。さらに費用を抑えるのであれば、解体して一般ゴミで捨てるとよいでしょう。

この場合、ごみ袋代のみで済むため、実質数十円程度の費用で処分できます。その他、家具販売店の場合は4,000円程度の費用が必要です。

引越し業者に依頼する際は、業者によっては無料で引き取ってくれる可能性があります。

もっとも手早く処分する方法として不用品回収業者の利用が挙げられますが、その際の費用は食器棚ひとつで3,000円程度です。

また、軽トラ1台乗せ放題といったプランを用意している業者であれば、15,000円程度で他のゴミも合わせて引き取ってくれます。別途、交通費や手数料がかかる可能性もあるため、事前に見積もりを依頼しましょう。

食器棚の無料回収方法は？

食器棚の無料回収方法としては、以下があります。

・買取依頼
・知人や友人に譲渡
・細かく分解して可燃ごみへ

ブランド家具や新しい家具でない限り、買取してもらうのは難しいでしょう。

また、知人や友人に譲渡するにしても、大きな食器棚だと、一人で運ぶことはできず、トラックや人手が必要になる可能性がありますので、注意が必要です。

運べない食器棚の処分方法は？

食器棚を処分したくても、運搬車両を用意できない場合や一人暮らしの方は処理施設などに持ち込むことが困難です。また、備え付けの食器棚なども運搬が難しいでしょう。

こうした場合は、自宅で解体してから自治体が指定するゴミ処理方法を利用する、もしくは不用品回収業者に依頼する方法があります。

不用品回収業者であれば、自宅まで来て屋内からの運び出しをしてくれるため、自分で作業する必要がありません。

食器棚の解体・分解方法

（1）食器棚を解体する際は、まず扉をすべて外します。

（2）その後、ネジで留められている部分をドライバーで外し、できるだけ細かくしましょう。ドライバーが使えない部分や接着剤などでくっつけてある部分は、ハンマーを使って壊すとよいでしょう。

（3）ある程度まで分解したら、のこぎりで切ってさらに細かくします。作業をする際は、ガラスや木片、金具などに注意して怪我のないようにしましょう。

工具の扱いに慣れていない方や個人では解体ができない作りになっている食器棚は、粗大ゴミもしくは不用品回収業者に引き取ってもらうほうが賢明です。

まとめ

今回は、食器棚の処分方法について解説しました。食器棚はサイズも大きく重量もあるため、処分する際は、家族や知人に手伝ってもらいながら怪我のないように留意しましょう。