家の整理をしていて、意外と困るのがコンクリートブロックです。処分したいものの、粗大ゴミか不燃ゴミか悩む人も多いでしょう。実は、コンクリートブロックは産業廃棄物に当たります闇雲に捨ててしまうと、法に触れる可能性があるので注意しましょう。
今回は、そんなコンクリートブロックの処分方法を紹介します。
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目次
コンクリートブロックは何ゴミ?
コンクリートブロックの処分において、まず気になるのが何ゴミに当たるのかという点でしょう。ほとんどの自治体において、コンクリートブロックは「産業廃棄物」です。その理由として、建築廃材に分類される点が挙げられます。
たとえ、一般家庭で出たとしても、作業廃棄物に分類されるため注意が必要です。つまり、一般ゴミと同じ気持ちでゴミ収集場所へ出しても、持って帰ってはもらえません。中には、回収可能としている自治体もあるものの、基本的には行政で処分しきれないゴミと考えておくといいでしょう。
コンクリートブロック処分方法7個
一般ゴミとして捨てられないコンクリートブロックは、厄介なゴミとして毛嫌いされますが、意外と処分方法は豊富です。続いては、コンクリートブロックの処分方法を紹介します。
1. 購入店舗に引き取ってもらう
ホームセンターなど、購入店が分かっている場合は、無料回収しているケースがあります。ただし、自宅まで引き取りに来てくれるわけではないため、自分で持ち込まなければなりません。そのため、車や軽トラなどの交通手段が必要で、積み込みの労力もかかります。
それでも、処分に困るコンクリートブロックを無料で回収してくれるなら助かるでしょう。とはいえ、すべての店舗で回収を行っているとは限らないため、事前のチェックが必要です。また、購入した店舗ではないのに引き取りを依頼することもできません。
2. リサイクルショップに依頼する
リサイクルショップと一括りにしても、取扱商品は様々です。家電や家具、衣類といった印象がありますが、中には建材の買取を行っている業者もあります。
自分の暮らしているエリアに、建材対応のリサイクルショップがあれば、活用することをおすすめします。
購入から時間が経ち、状態が悪いコンクリートブロックは引き取ってもらえない可能性もありますが、反対に状態が良ければ高値で買い取ってもらえるケースもあるので、一度査定をしてみるとよいでしょう。
3. フリマアプリに出品する
最近は、DIYが浸透していることもあり、コンクリートブロックを安く買いたいという人も少なくありません。中には、状態が悪くても「味」と捉える人もあり、意外と高値で売れる可能性もあります。
ただし、コンクリートブロックは重さがあるため、送料が高くつきます。個数が多いと宅配業者の対象外となる可能性もあるため、事前に確認しておくことが大切です。また、コンクリートブロック自体は欲しいけれど、送料がかかるなら購入を断念する人もいます。
4. 自治体で処分方法を聞く
自治体によっては、回収してくれるところや、回収可能な業者を紹介してくれるところがあります。
ただ、自治体の対応は様々なので回収してもらえない場合は、他の方法を探してもいいでしょう。
5. 身近な人にあげる
友人や親族など、意外と身近にもコンクリートブロックが欲しいと考えている人がいる可能性もあります。
最近DIYやガーデニングにはまっている友人がいたら、声をかけてみることをおすすめします。自分では考えつかないような使用方法を思いつく人もあります。
SNSなどで発信すれば、本当に欲しい人の元へ届けることができるでしょう。この場合、無料で処分できる上に、近隣に住む人に渡すため、送料の心配もいりません。
6. 外構業者に回収を依頼する
家の周辺や駐車場、庭などの設計・施工を行う外構業者は、コンクリートブロックを扱う仕事をしていて、自社でも処分を行っていることが多いため、回収してもらえる可能性があります。
7. 不用品回収業者に依頼する
処分にどうしても困ったら、不用品回収業者に依頼するのもひとつの方法です。不用品回収業者であれば、自宅まで回収に来てくれるため、自分で運ぶ必要がありません。
ただし、コンクリートブロックのような産業廃棄物を処分するためには、産業廃棄物収集運搬許可が必要です。
そのため、不用品回収業者を選ぶ際には、きちんと資格を持っているかどうかを確認するようにしましょう。万が一、持っていない業者に当たってしまうと、不法投棄の罪に問われる可能性もあるので注意が必要です。
自治体別のコンクリートブロック処分方法
◯東京都大田区
回収不可。
◯神奈川県横浜市
燃えないごみ。※「廃棄します」「ごみです」等を明示。50cm以上のものは粗大ごみ。
◯神奈川県川崎市
粗大ごみ扱い。ただ直径が39cm未満のもので、1回につき5個まで。39cm以上のものは販売店に相談。
◯大阪府東大阪市
収集不可。
◯京都府京都市
大型ごみ扱い。
コンクリートブロックの無料回収方法は?
コンクリートブロックを無料で回収してもらうためには、購入店に持ち込むのがベターです。とはいえ、昔から置いたままにしてあるようなコンクリートブロックは、購入店がわからないケースも少なくありません。
不用品回収業者であれば、どんなコンクリートブロックでも回収してくれますが、どうしても処分費用がかかります。
そこでポイントとなるのが、買取も行っている業者を選ぶことです。たとえば、家電や家具などを整理する際に、コンクリートブロックも処分すれば、運搬料や処分費と差し引いても買取価格が費用を上回る可能性があり、無料で回収してもらうのと同等になるでしょう。
コンクリートブロックはホームセンターで回収してもらえる?
大手ホームセンターごとの対応について説明します。
コーナンの場合
ホームページの引き取り商品の中には、コンクリートが書かれていなかったため、回収してもらうのは難しいと思われます。
コメリの場合
コメリには、「不要品引取りサービス」という同等の商品を購入した場合に回収してくれるサービスがありますが、コンクリートは引き取り対応品種に含まれていないため、回収してもらうのは難しいと思われます。
カインズの場合
カインズでも、購入数分と同じ量なら無料引き取りを行っていますが、コンクリートは対応商品に含まれていないため、回収してもらうのは難しいと思われます。
コンクリートブロックの再利用方法
コンクリートブロックが不用になったり、ずっと放置されたままで気になっているけれど、不用品として処分してしまうのはもったいないと感じる人もいるでしょう。
特に、綺麗なコンクリートブロックであれば、再利用できる可能性があります。最近人気のDIYでも、コンクリートブロックは重宝されるアイテムです。
たとえば、コンクリートブロックが複数あれば、積み重ねてプランターにしてみましょう。穴の部分に土を入れて、たねや苗を植えるだけです。
また、コンクリートブロックと板を組み合わせれば、棚に早変わりします。コンクリートブロックに色を塗ってみれば、無機質な印象も消えてインテリアになじませることもできるでしょう。
コンクリートブロックの処分費用相場
再利用する予定もなく、処分したいと考える場合、どうしても気になるのが費用相場です。購入店舗に持っていく場合は、基本的に費用はかかりません。とはいえ、店舗によっては処分費を請求するケースがあるので、注意が必要です。
不用品業者に依頼する場合は、自分で持っていく必要がない分、費用がかかります。不用品業者によって処分費用は様々ですが、1kgあたり100〜200円程度が相場でしょう。ブロック1個あたりで換算すると、1000円程度で引き取ってくれるケースが多いです。
ただし、コンクリートブロックの種類のよっては、サイズが大きかったり重量が普通のブロックより重いものもあります。それによって作業量も変わるため、不用品業者に依頼する際に見積もりを出すことが大切です。
また、処分費に加えて、運搬費や出張費がかかるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。確認せずに依頼すると、後からトラブルになりかねません。
※ゴミ処分は、プロが在籍するTRUSTCORP(トラストコープ)へ!最安値水準(他社より高い場合はお値引き)。無料お見積もりはこちら。
まとめ
意外と処分に困るコンクリートブロックですが、処分方法を選べば無料で処分できます。また、うまく不用品業者を利用すれば、お小遣いに変わる可能性もあるので要チェックです。
自宅に積んだままになっているコンクリートブロックがある人は、家電や家具の処分と合わせて依頼することをおすすめします。